「私がいないと、この人はダメになってしまう」
そう思いながら、今日も親の介護を続けていませんか?
僕は現役のケアマネジャーとして、在宅介護の現場でたくさんのご家族と関わってきました。
その中で、何度も出会ってきた光景があります。
娘さんが、お母さんの介護で疲れ果てている。目の下にはくっきりとクマ。
「ヘルパーさんを増やしませんか?」「ショートステイを使いませんか?」と何度提案しても、
「いえ、大丈夫です。私がやりますから」
そう言って、首を横に振るのです。
でも、次に会った時にはもっと憔悴(しょうすい)していて。
「最近、眠れないんです」「自分の時間が全然なくて」とぽつり。
――これ、もしかしたら『介護共依存』という状態かもしれません。
介護共依存は、優しさが行き過ぎて、自分の人生をすべて差し出してしまう状態です。
本人に自覚がないまま、ゆっくりと沼にはまっていく。気づいた時には、もう抜け出せなくなっている。
僕は主任ケアマネとして、共依存の関係から抜け出せず、最終的にご家族が倒れてしまったケースも見てきました。
だから、あなたにはそうなってほしくないんです。
この記事では、現役ケアマネの僕が現場で見てきた『介護共依存の10のサイン』をお伝えします。
10個のうち、何個当てはまるか。
ぜひ、肩の力を抜いて、自分に正直にチェックしてみてください^^
ー目次ー
その「私がやらなきゃ」、介護共依存のサインかもしれません
まず最初に、「介護共依存って何?」というところから、ケアマネの目線でかみ砕いて説明しますね。
難しい専門用語は使わないので、安心してください^^
介護共依存とは?簡単に言うと「離れられなくなる関係」
介護共依存を一言で表すと、「介護する人」と「介護される人」が、お互いに離れられなくなってしまった関係のことです。
もともと『共依存』という言葉は、アルコール依存症の家族関係から生まれた心理学の言葉です。
お酒に依存する夫と、その夫の世話を焼くことで自分の存在意義を感じてしまう妻。
このお互いにどっぷりとハマった関係が、『共依存』のはじまりでした。
これが、介護の現場でもまったく同じことが起きるんです。
たとえば、こんなふうに思ったことはありませんか?
- 「私がいないと、この母の生活は成り立たない」
- 「他の人に任せたら、ちゃんとやってくれないかも」
- 「私が頑張らないと、この父がかわいそう」
どれも、一見すると「親思いの優しい気持ち」に見えますよね。
でも、この気持ちが行き過ぎると、知らず知らずのうちに「離れられない関係」が出来上がっていきます。
なぜ40〜60代の娘さんが陥りやすいのか
僕が現場で見ている限り、介護共依存に陥りやすいのは圧倒的に40〜60代の娘さんです。
理由は3つあると考えています。
①「親孝行」という刷り込みが強い世代だから
「親の面倒は子どもが見るもの」と育てられてきた世代ですよね。その価値観が、自分を追い込む枷になってしまうんです。
②仕事・家庭・介護のトリプル負担で逃げ場がないから
子育てがやっと落ち着いたと思ったら、親の介護がスタート。自分の時間なんて、1秒もない。そんな状況が続くと、「頑張ること」しか選択肢がなくなってしまいます。
③母娘の関係は、もともと依存しやすいから
母と娘は、もともと情緒的な結びつきが強い関係です。だからこそ、介護をきっかけに関係がこじれやすい。そして、「私がやらなきゃ」という気持ちが、自分を縛り始めるんです。
共依存は「優しさ」が暴走した状態
ここで、絶対に誤解してほしくないことがあります。
介護共依存に陥っている人は、決して「悪い人」ではありません。
むしろ逆です。
心優しくて、責任感が強くて、親を大切に思っているからこそ、この状態になってしまう。
僕が担当してきた娘さんたちは、みんな本当に素晴らしい方ばかりでした。
だからこそ、共依存は「優しさが暴走した状態」だと僕は思っています。
ブレーキが壊れた車が止まれなくなるように、優しさにブレーキが効かなくなって、自分自身をすり減らしていく。
これは、あなたの人格の問題ではありません。
家族介護という特殊な環境が、優しい人をそういう状態に追い込んでしまう。ただそれだけの話なんです。
だから、もしこれから紹介するチェックリストで「当てはまる」ものがあっても、自分を責めないでくださいね^^
気づけた時点で、もう半分は抜け出せています。
【セルフチェック】あなたは介護共依存?10のサイン
それでは、ここから本題のセルフチェックです。
これから紹介する10個の項目に、□マークをつけていくイメージで読んでみてください。
当てはまるかどうか、直感で「ドキッ」としたら、それは当てはまっています。
頭で考えすぎず、心の声に従ってチェックしてみてください^^
感情面のサイン|5項目
まずは、あなたの「心の中」で起きていることから。
普段、誰にも言わない本音の部分です。
□ サイン1|「私がいないとこの人はダメになる」と思う
これは、介護共依存のもっとも典型的なサインです。
「私がいないと、食事もとれない」「私がいないと、薬も飲めない」――たしかにその通りかもしれません。
でも、「私じゃないとダメ」と「私がやった方が早い」は別物です。
本当は他の人でもできることを、「私じゃないと」と思い込んでいませんか?
□ サイン2|親が不機嫌だと、自分のせいだと感じる
お母さんが今日は機嫌が悪い。そんな時、とっさに「私、何かしたかな?」と自分を疑っていませんか?
認知症の症状や、その日の体調のせいなのに、「私の対応が悪かったからだ」と自分を責める。
これ、共依存の典型的な思考パターンです。
□ サイン3|介護を代わってもらうと、落ち着かない・不安になる
たまにデイサービスやショートステイを利用した日。
「今頃ちゃんとご飯食べてるかな」「薬飲んでくれたかな」「転んでないかな」――気になって、気になって、結局何も手につかない。
自分の時間のはずなのに、頭の中は親のことでいっぱい。
これ、よくあるんです。でも、これが続くと「休むこと」自体がストレスになるという悪循環に陥ります。
□ サイン4|自分の時間を持つことに、罪悪感がある
友達とランチに行く、美容院でゆっくりする、ちょっと旅行に行く。
そんな「普通の楽しみ」に対して、「親を置いて、私だけ楽しんでいいのかな」という気持ちが湧いてきませんか?
これは本当によく聞く声です。
でも、ここで断言します。あなたが楽しむことは、罪ではありません。
□ サイン5|介護以外の話題で、笑えなくなってきた
テレビを見ても、友達と話しても、なんだか心から笑えない。
以前は楽しめたことが、どうでもよくなってきた。
「介護のこと以外、考える余裕がない」という状態です。
これは、心がSOSを出しているサインかもしれません。
行動面のサイン|5項目
次に、あなたの「普段の行動」に表れるサインです。
こちらは、周りから見ても分かりやすい特徴が多いです。
□ サイン6|ヘルパーやデイを勧められても、断ってしまう
ケアマネや家族から「もう少しヘルパーを増やしたら?」と言われても、
「いえ、大丈夫です」「母がかわいそうなので」「他人が家に入るのは…」
と、あれこれ理由をつけて断ってしまう。
明らかに自分がしんどいはずなのに、なぜか助けを受け入れられない。
これは、共依存のもっとも見えやすいサインです。
□ サイン7|親の前では、つい「大丈夫」と言ってしまう
本当はヘトヘトなのに、親に心配をかけたくなくて「大丈夫、大丈夫」と笑顔で答える。
「お母さん、疲れてない?」と聞かれて、「ううん、全然。私のことは気にしないで」。
この「大丈夫」が積み重なると、誰にも本音を話せないまま、一人で抱え込む状態になります。
□ サイン8|友人・家族との予定を、優先的にキャンセルする
久しぶりの同窓会、夫婦での旅行、子どもとの約束。
こういった「自分の楽しみ」の予定を、親の介護を理由に真っ先にキャンセルしていませんか?
もちろん、本当に緊急の時はやむを得ません。
でも、「キャンセルしても何とかなる」ような予定まで、反射的に諦めていたら要注意です。
□ サイン9|体調不良でも、介護を続けてしまう
自分が熱を出していても、腰が痛くても、「私が休んだら母はどうなるの」と言って介護を続ける。
病院に行く時間すら惜しんで、市販薬でごまかす。
これ、現場で本当によく見る光景です。
でも、介護者が倒れたら、介護される人はもっと困ります。
あなたが元気でいることは、親のためにも必要なんです。
□ サイン10|「私しかできない」と思う場面が、増えてきた
最初は「誰でもできること」だったはずなのに、いつの間にか「私じゃないと無理」に変わっていく。
食事の味付け、着替えの順番、薬を飲ませるタイミング。
「この人の対応は私しか分からない」――そう思う場面が増えたら、共依存の関係が深まっているサインです。
何個当てはまったら要注意?ケアマネの判断基準
10個のチェック、いかがでしたか?
ここからは、現役ケアマネとしての僕の独断と偏見で基準をお伝えします。
◆0〜2個|現時点では健全な関係
ご自身と親御さんの距離感を、うまく保てています。
ただし、介護は長期戦です。油断せず、「たまに自分を振り返る」くらいの気持ちで続けてください^^
◆3〜5個|グレーゾーン。共依存の入り口にいる可能性
このゾーンが一番多いです。
本人に自覚がないまま、ジワジワと沼にハマっていく段階。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、気づいたら6〜8個になっているケースが多いので、今のうちに距離感を見直しましょう。
◆6〜8個|しっかり共依存の状態に入っています
自分一人で抜け出すのが、正直かなり難しい段階です。
ケアマネや地域包括支援センターなど、第三者の手を借りることを強くおすすめします。
◆9〜10個|すぐに支援を受けてください
あなた自身の心と体が、かなり限界に近いです。
介護保険サービスを利用する、見直しする。そして「物理的に離れる時間」を確保することを最優先してください。
一人で何とかしようとしないでください。必ず助けてくれる人がいます。
――さて、チェックリストで当てはまった項目があった方へ。
「やっぱり私、共依存かもしれない…」と落ち込む必要はありません。
ここで気づけたこと自体が、抜け出すための最初の一歩です。
次の章では、実際に僕が現場で出会った、共依存に陥ってしまったご家族のお話をします。
あなただけじゃない、ということが分かると思います^^
ケアマネが現場で見てきた「共依存の無限ループ」
ここからは、僕が実際に現場で関わってきたご家族のお話をします。
プライバシー保護のため、具体的な個人が特定できない形で書きますが、「こういうケース、本当にあるんだ」と知ってもらうことが、あなた自身を守る一歩になると思うので、あえて書いていきます。
読んでいて、もし自分と重なる部分があったら――それは偶然ではないかもしれません。
【事例1】「母を施設に入れたら、私は何のために生きるんだろう」と泣いた娘さん
これは、僕が担当した50代の娘さんのお話です。
お母さまは軽度の認知症で、在宅介護を始めて2年目くらい。
最初はお仕事と両立していた娘さんも、お母さまの症状が進むにつれて仕事を減らし、だんだんと生活の比重が介護に傾いていきました。
デイサービスを週一回利用していましたが、娘さんは、「残りは私ががんばらないといけない…」となにかに取り憑かれているようでした。
夜中に何度も起きて対応し、昼間も目が離せない。
もちろん息抜きに遊びに行くようなこともしません。
ケアマネとして定期訪問をするたびに提案をしました。
- 「デイサービスを週2回に増やしませんか?」
- 「月に1回、一泊二日でショートステイを利用してみませんか?」
- 「買い物は自費サービスを使ってみませんか?」
でも、娘さんの答えはいつも同じでした。
「母がかわいそうなので」
「私がもう少し頑張ります」
「母は私じゃないとダメなんです」
そんなある日、娘さんが体調を崩して倒れてしまいました。
お母さまは緊急で施設に短期入所(ショートステイ)となり、娘さんは入院。
――これが、介護共依存の本当に怖いところです。
「親のため」だと思って頑張っているうちに、親の介護が「自分が生きる理由」そのものになってしまう。
そうなると、もう後戻りすることが難しくなります。
親が元気になっても、施設に入っても、亡くなっても、自分の人生が空っぽになってしまうんです。
【事例2】ショートステイに預けた翌日、「やっぱり連れて帰ります」と言った奥さま
もう一つ、僕が関わった、とあるご夫婦のお話です。
ご主人は、奥さまに手を上げてしまうなど認知症状はかなり進行していました。
近所から「大丈夫ですか?」と声をかけられる、警察を呼ばれるレベルで一度や二度ではありません。
奥さまは疲れ切って、「もう無理。助けてください」と涙ながらに訴えてきました。
関係者みんなで話し合い、ご主人に精神科のある病院へ一時入院してもらうことになりました。
奥さまも「お願いします、それで救われます」と同意され、入院した当日…。
病院から僕に電話がありました。
👩⚕️「奥さまが面会に来られて、『やっぱり主人がかわいそう』とおっしゃって、連れて帰られました…」
僕、心の中で叫びました。
「えぇ〜!!😱」と(笑)。
あんなに「もう無理」と泣いていたのに、たった1日離れただけで、「私がいないとこの人はダメになる」という気持ちが戻ってきてしまったんです。
その後も、同じようなことが何度も繰り返されました。
暴力・暴言が起きる → 警察を呼ぶ → 一時入院する → 次の日に連れて帰る → また暴力。
この「助けて」と「離れたくない」の無限ループ。
これが、介護共依存の本当のこわさなんです。
共依存が続くと、どうなるのか|3つのリスク
この2つの事例を見て、「他人ごとじゃない」と感じた方もいるかもしれません。
現役ケアマネとして、正直にお伝えします。
共依存の状態が続くと、高い確率で次の3つのリスクが現実になります。
◆リスク1|介護者が、うつ・バーンアウト(燃え尽き症候群)になる
頑張りすぎた結果、ある日突然、糸が切れたように動けなくなる。
食事も喉を通らない、眠れない、涙が止まらない、何もしたくない。
これ、本当にあるんです。
心の病気まで進んでしまうと、回復までに年単位の時間がかかることもあります。
◆リスク2|介護される人の「生活の満足度」が減っていく
意外かもしれませんが、共依存の関係では介護される側の生活の満足度が減っていくんです。
なぜなら、全部先回りしてやってあげてしまうから。
本人ができることまで奪ってしまって、結果としてどんどん「何もできない人」になっていく。
これは介護の世界で「過剰(かじょう)介護」と呼ばれる状態です。
親御さんのためを思ってやっていることが、実は親御さんの能力を奪っている。
その結果、介護される側の人生の楽しみを奪ってしまう。
これ、本当に切ない現実です。
◆リスク3|最悪の場合、虐待・共倒れにつながる
これは一番言いたくないことですが、事実として書きます。
介護のストレスが限界を超えると、普段は優しい娘さんでも、親に手を上げてしまうケースがあります。
そして後から「私、なんであんなことを…」と自分を責め、さらに追い込まれる。
最悪のケースでは、介護者が先に倒れ、介護される人も家で一人になってしまう「共倒れ」も、現実に起きています。
ニュースで目にする「介護殺人」や「介護心中」も、その多くは共依存の延長線上にあります。
あなたには、絶対にそうなってほしくない。だから、今のうちに気づいてほしいんです。
「もう少し頑張れる」の落とし穴
共依存に陥っている人が、決まって口にする言葉があります。
それが、「もう少し頑張れる」です。
まだ限界じゃない。まだやれる。まだ大丈夫。
この「もう少し」が、いつまでも続いてしまうのが共依存の正体です。
そして、気づいた時には――
- 自分の体調が限界を超えている
- 仕事を辞めてしまっている
- 家族との関係がギクシャクしている
- 友人がいなくなっている
- 自分の人生が空っぽになっている
こんな状態になっているんです。
僕は現場で、そういう娘さんを見てきました。
そして、みなさん口を揃えてこう言います。
「もっと早く、誰かに頼ればよかった」
後悔してからでは、遅いんです。
だから、この記事を読んでいる今このタイミングで、立ち止まってほしい。
「もう少し頑張れる」の先には、あなたが想像している以上の重い代償が待っている可能性があります。
次の章では、「じゃあどうすればいいの?」という具体的な話に入ります^^
いきなり全部やめなくていい|小さく始める「離れる練習」
「共依存から抜け出さなきゃ」と焦る必要はありません。
いきなり「明日から施設入所!」なんて、無理に決まっています。
現役ケアマネとして提案したいのは、介護保険サービスを使って、少しずつ「離れる練習」をすること。
段階的に距離感を取り戻していく方法を、3ステップで解説します^^
ステップ1|訪問介護で「短い時間、家を空ける」練習から
まず最初のステップは、訪問介護(ヘルパー)を使って、短時間だけ家を空ける練習です。
「でも、家族が同居していると生活援助は使えないんでしょ?」とよく聞かれます。その通りです。
同居家族がいる場合、掃除や調理などの「生活援助」は基本的に使えません。
でも、「身体介護」であればヘルパーに任せられます。
- 入浴介助(お風呂の介助)
- おむつ交換
- 食事介助
- 排泄介助
今あなたが自分でやっているこれらの介助を、ヘルパーに代わってもらう。その間、あなたは買い物に出かけたり、近所のカフェで30分だけ一息ついたりできるんです。
たった30分。でも、この30分が「離れる練習」の第一歩になります。
ステップ2|デイサービスで「休息する時間」を確保する
次のステップは、デイサービスの活用です。
デイサービスを使えば、日中の数時間〜丸一日、親御さんを預かってもらえます。
その間、あなたはちゃんと休息する時間がとれます。
寝だめしてもいい。映画を見てもいい。美容院に行ってもいい。
もし、すでにデイサービスを利用している方は、利用回数を増やすことを検討してみてください。
週2回を週3回に、週3回を週5回に。少しずつ「離れる時間」を増やしていくイメージです。
最初は罪悪感があるかもしれません。でも、慣れてくると「この時間が待ち遠しい」と思えるようになります。それが、共依存から少しずつ抜け出せている証拠です^^
ステップ3|ショートステイで「丸一日、介護を忘れる」挑戦
デイサービスで日中の休息に慣れてきたら、次はショートステイにチャレンジしてみてください。
本音を言うと、僕はケアマネとしてショートステイを最初からおすすめしたいところです。
なぜなら、ショートステイは丸1日、いや何日も介護から離れられるからです。
夜に目を覚まして「親、大丈夫かな」と確認する必要もない。朝から晩まで、完全に自分の時間。
共依存を抜け出すには、この「連続した離れる時間」が、本当は一番効果的なんです。
ただ、現実的には共依存状態の方が、最初からショートステイを使うのはハードルが高い。
「何日も預けるなんて、かわいそう」「親が嫌がるかも」と、どうしてもブレーキがかかってしまうからです。
もし「親がショートステイを嫌がる」とお悩みなら、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
▼ 親のショートステイ拒否と「遊びに行く罪悪感」に疲れたあなたへ
だから僕は、ステップ1→2→3の順番で、少しずつ距離感を広げていくことをおすすめしています。
ケアマネとして断言|"物理的に離れる時間"が共依存のリハビリになる
ここで、主任ケアマネとしてハッキリ言わせてください。
親から離れている時間は、無理矢理にでも「自分のため」に使ってください。
せっかくヘルパーやデイを使っても、その間もずっと親のことを考えていたら意味がありません。
意識的に、自分のためだけの時間を過ごす。
これが、共依存を抜け出すための「リハビリ」になります。
最初はぎこちなくても大丈夫。「こんなことしていいのかな」と思っても、とにかく実行する。
続けていくうちに、「ああ、私にも私の時間があるんだ」と、少しずつ取り戻せるようになります。
それでも、「介護保険のサービスだけでは、どうしても足りない時間」があるのも事実です。次の章で、その足りない部分を補う方法をお伝えします^^
「今すぐ動きたい」人のための、自費サービスという選択肢
ヘルパー、デイ、ショートステイ。
「よし、明日から介護保険を使って少しずつ離れる練習をしよう!」
そう決意したあなたに、現役ケアマネからお伝えしたいことがあります。
介護保険のサービスを使い始めるには、けっこうな「手間(時間)」がかかるんです。
例えば、訪問介護を増やしたいと思ったら、まずはケアマネに相談。ケアプランの見直しが必要なら担当者会議を開き、事業所とスケジュール調整などをして、ようやく利用。
早くても数日後、1週間かかることも珍しくありません。
でも、共依存で限界まで疲れているあなたの気持ちは、「今すぐ、なんとかしたい」ですよね。
この記事を読んで「変わりたい」と思った熱量が冷めないうちに、動きたい。
そんなあなたに知ってほしいのが、自費サービスという選択肢です。
介護保険ではカバーしきれない、よくある4つのシーン
「介護保険サービスでも、時間が経てば使える」
そう思っても、実は介護保険だけではどうしてもカバーしきれない場面もあります。
僕が現場で「これは介護保険だけじゃキツいな…」と感じる、代表的な4つのシーンをご紹介します。
あなたの生活に、当てはまるものがないかチェックしてみてください。
◆シーン1|夜中に親が何度も起きて、もう限界
夜間の介護って、本当に地獄ですよね。
2時、3時に起こされて、朝にはまた普通に1日が始まる。
介護保険の夜間対応型訪問介護もありますが、対応できるエリアが限られていたり、1回10〜20分と短時間だったりと、「今夜だけでいいから、ぐっすり眠らせてほしい」というニーズには応えきれません。
◆シーン2|自分が急に体調を崩した時
インフルエンザ、ぎっくり腰、急な発熱。
介護する側が倒れた時、「今日の夕方から誰かに見てほしい」と思っても、介護保険のヘルパーはすぐには追加できません。
サービス変更には担当者会議や契約の見直しが必要で、早くても数日はかかります。
でも、体調不良って「今この瞬間」の問題ですよね。
◆シーン3|同居しているから、生活援助が使えない
同居家族がいる場合、介護保険では原則として掃除・調理・買い物などの生活援助は使えません。
「私が全部やらなきゃ」と抱え込んでいる方、多いんじゃないでしょうか。
でも、本当はあなた一人で全部やる必要はないんです。
◆シーン4|他人が家に入ることへの不安
共依存ぎみの方に特に多いのが、「知らない人を家に入れたくない」という抵抗感です。
毎回違うヘルパーさんが来ると、親も落ち着かないし、自分も気を使う。
「同じ人に、継続してお願いしたい」――これ、介護保険の枠組みでは叶えにくいんです。
自費訪問介護「イチロウ」ができること
ここまでの4つのシーン、「これ私のことだ」と感じるものがあった方へ。
そのすべてを解決できる選択肢があります。
僕がおすすめしているのが、自費訪問介護「イチロウ」です。
イチロウは、「介護保険では無理なこと」を解決するために作られたサービスです。
先ほどの4つのシーンに、イチロウがどう応えてくれるか、具体的にお伝えしますね。
◆24時間365日対応|夜も朝も休日もOK
「月1回、夜の見守りだけお願いしたい」そんな使い方ができます。
あなたは、その夜だけはぐっすり眠れる。これだけで、心の余裕が全然違います。
◆最短当日対応|電話一本で動いてくれる
「今日の夕方から、母を見ていてほしい」そんな急なお願いも可能です。
急な体調不良、冠婚葬祭、子どもの学校行事。「今日、今すぐ」に応えてくれるのは、イチロウの強みです。
◆完全オーダーメイド|「介護保険ではNG」が叶う
イチロウは自費サービスなので、介護保険のルールに縛られません。
あなたの代わりに買い物に行ってもらう、夕食の支度をお願いする、話し相手になってもらう。
「介護保険ではできません」と諦めていたことが、叶います。
◆採用率8%の精鋭+指名制度|信頼できる同じ人に頼める
イチロウのヘルパーは、採用率わずか8%という狭き門をくぐり抜けたプロばかり。
さらにヘルパー指名制度があるので、「毎回、同じ〇〇さんにお願いしたい」という希望が叶います。
親御さんも安心、あなたも安心。継続的な信頼関係が築けます。
月1回・2時間から始める「自分だけの時間」
「自費サービス、ハードルが高いな…」と感じる方もいるかもしれません。
大丈夫です。イチロウは月1回・2時間からでも利用できます。
月に1回、2時間だけ。
その時間、あなたはどう過ごしますか?
- カフェでゆっくりコーヒーを飲む
- 友達とランチに行く
- 美容院で髪を切ってもらう
- 何もしないで、ただ寝る
どれも、「普通の40〜60代の女性」なら当たり前にやっていることです。
でも、共依存で頑張りすぎているあなたには、ずっとできていなかったことじゃないでしょうか。
その「当たり前」を、月1回だけでも取り戻す。
それが、共依存から抜け出す最初の行動です。
相談は完全無料。電話でもオンラインでも、話を聞いてもらうだけでもOKです^^
※イチロウは現在、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都の8エリアでサービスを提供しています。
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「高い」と感じる前に、考えてほしいこと
イチロウの料金を見て、「え、高い…」と思った方もいるかもしれません。
日中(9:00〜18:00)1時間で3,520円、夜間(18:00〜9:00)なら4,224円。
最低2時間からの利用なので、1回使うと7,000円〜が目安です。
正直、安くはないですよね。
でもここで一度、立ち止まって考えてほしいことがあります。
共依存のまま10年続ける「人生のコスト」を計算してみる
もし、このまま共依存の状態で10年間介護を続けたら、あなたの人生はどうなるでしょうか。
- 友達との関係が、どんどん薄れていく
- 体調を崩しても病院に行けず、自分の健康が蝕まれる
- キャリアが途絶え、経済的な不安が増える
- 心が疲弊し、うつや不眠に苦しむ
- 気づいた時には、自分の人生が空っぽになっている
これは、お金では買い戻せない「人生のコスト」です。
一方、月1回・2時間だけイチロウを使った場合のコストは、月におよそ1万円もかからないんです。
この1万円で、あなたは「自分の人生」を取り戻せるかもしれないんです。
月1回・2時間だけでも、あなたの心は確実に変わります
僕が現場で見てきた限り、「たった2時間、親と離れた」だけで劇的に元気になる娘さんもいました。
カフェに行って、美味しいコーヒーを飲んで、スマホを見ずに窓の外を眺める。それだけで、人は回復するんです。
「贅沢」でも「罪」でもありません。あなたが元気でいることが、結局は親御さんのためにもなる。これは、ケアマネとして断言できます。
まとめ|あなたは「親のため」に生まれてきたわけじゃない
最後に、お伝えします。
あなたは、親の介護をするために生まれてきたわけではありません。
あなたにはあなたの人生があって、行きたい場所があって、会いたい人がいて、食べたいものがある。
その時間を全て投げ出して、親の介護のために諦める必要は、どこにもないんです。
「親を大切にする」ことと、「自分を犠牲にする」ことは、まったく別の話です。
むしろ、自分を大切にしている娘さんの方が、結果的に親御さんにとっても良い介護ができている。これは、現場でたくさんのご家族を見てきた僕の結論です。
この記事のチェックリストで当てはまった項目があった方、どうか自分を責めないでください。
「私、ダメな娘かも」じゃない。気づけた今が、抜け出すスタートラインです。
今日から、少しずつでいいので、「自分のための時間」を取り戻していきましょう^^
まずはケアマネに相談してみる。デイの回数を増やしてみる。ショートステイにチャレンジしてみる。
そして、介護保険だけでは時間が足りないと感じたら、自費サービスという選択肢も思い出してください。
一人で抱え込まないでくださいね。あなたの人生は、あなたのものです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました^^
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