在宅介護の悩み・シチュエーション

認知症の親から目が離せない…仕事も休めない娘が知っておくべき 「限界のサイン」と対処法|現役ケアマネが解説

出かけようとして振り返る50代の娘と、奥のリビングに座る高齢の親

※本記事にはPR(広告)が含まれます。

「ちょっとコンビニに行く間も、なんか怖くて…」

担当していた利用者さんの娘さんがこんなことを言っていました。

離れて暮らしていますが、認知症のお父さんの介護のために週末は実家に泊まり込み。

娘さん自身の買い物も、自分の時間がまったく取れない。

「認知症介護って、こんなに大変なものだとは思わなかった」
と、娘さんは笑いながら言っていましたが、顔の表情には疲労の色がはっきりと出ていました。

認知症が進んでくると、「ちょっとの間なら大丈夫」が通用しなくなる瞬間がやってきます。

この記事では、認知症介護で「目が離せない」状態になったとき、何が起きているのか、そしてどう対処すればいいのかを、現役ケアマネジャーの立場から正直にお伝えします。

介護保険でできること・できないことも書きました。ぜひ最後まで読んでみてください^^

「もう限界かも」と感じているあなたへ

一人で抱え込まなくていいんです。プロのヘルパーに任せることは「長く介護を続けるために必要です。まずは相談だけでも^^

※イチロウは現在、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都の8エリアでサービスを提供しています。対応エリアは順次拡大中です。まずはお住まいのエリアをご確認ください。

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認知症が進むと、なぜ「目が離せない」状態になるのか

認知症は単なる「物忘れの病気」と思われがちですが、実際には判断力・見当識・行動の制御も同時に失われていきます。

初期のうちは「同じことを何度も聞く」「薬の飲み忘れ」程度で済んでいても、中等度以降になると本人が「危険」を認識できなくなります。

一人にしたスキに起きること

認知症の方を一人にした際に実際に起きやすいことを挙げます。

  • 玄関から外に出て、そのまま行方不明になる(徘徊)
  • コンロの火をつけっぱなしにする(火の不始末)
  • お風呂の水を出しっぱなしにする
  • 見知らぬ人についていってしまう
  • 近所に出て行き、トラブルになる

「うちの親はまだ大丈夫かな」と思っている方も多いのですが、僕の経験上、認知症の問題行動はある日突然始まることもあります。

「丸焦げになった鍋があったんです。1週間前は問題なく料理していたのに…」という似たような展開を、これまで何度も家族から聞いてきました。

「大丈夫」が一番危ない理由

認知症の怖いところは、本人に「自分が危険な状態にある」という認識がない(しにくい)ことです。

「外に出ていいか」「火を使ってもいいか」こういったことを判断する機能自体が低下しているので、本人は至って普通に行動しているつもりです。

だから「本人が大丈夫と言っている」は根拠にならない。これに心身が疲労していく家族が多いんです。

【実例】デイサービスを拒否された家族に何が起きたか

過去に担当した利用者さんの話をさせてください。個人が特定されないよう一部変えています。

Aさん(80代・男性)は重度の認知症で、妻(70代)と二人暮らし。妻が主介護者として毎日支えていました。

毎日迎えに来てくれても「行かない」の一言

Aさんの状態を見て、僕は認知症対応型のデイサービスを提案しました。

このデイサービスは、認知症対応に特化したデイサービスです。

デイサービスのスタッフさんも本当に一生懸命で、毎日のように自宅まで迎えに来てくれました。

でも、Aさんは頑として「行かない」の一点張り。

世間話をしてから、「続きはうちに来てお話を聞かせてください」と話をしても、「今日はうちで、将棋の打ち合いがあるんです」と本人の趣味を話題に出しても、「結構です」と言って頑なにソファから動きませんでした。

あれこれと声掛けの工夫をして1か月、デイサービスを利用できたのはたったの2回でした。

本人は毎日来てくれていることなんて、もちろん覚えていません。毎日が「はじめまして」の状態から始まるんです。

近所トラブル、電気のオンオフ…妻の限界

デイサービスに行かないAさんは、一日中自宅にいます。

妻が買い物に出ると、Aさんは「妻を探しに」外に出てしまう。近所のインターホンを押してトラブルになったこともありました。

夜になると、なぜか部屋中の電気をパチパチとつけたり消したりを繰り返す。着替えも拒否する。

妻は「眠れない日が続いていた」と話していました。

「もういいわ」のひと言が出たとき、介護は崩壊する

ある日、妻からこんな言葉が出ました。

「もういいわ。デイサービスも、もうお断りします。介護も大変だけど、夫を毎日デイサービスに行かせようとしている様子を見ているとそれはそれで、苦しく感じるんです。」

妻の大変さは解決していないのに、支援を止めてしまう心理は想像がつかない苦しさがあるのだろうと察しました。

介護者がここまで追い詰められると、いつかは介護者自身の体や心が壊れます。

目が離せない状態を「介護保険」で解決できるか?

「介護保険があるから大丈夫」と思っている方に、正直にお伝えしたいことがあります。

デイサービス・訪問介護でできること

日本の介護保険のサービスは充実しています。

  • デイサービス:日中、施設で過ごしてもらい、運動や交流をする
  • 訪問介護:ヘルパーが自宅を訪問し、身体介護・生活援助を行う
  • 訪問看護:看護師が定期的に自宅を訪問し、健康管理を行う
  • ショートステイ:短期間、施設に泊まってもらうことで介護者が休める
  • 福祉用具:介護ベッドや杖、車いすを安くレンタルできる

これらを組み合わせることで、介護者の負担をかなり減らすことができます。

介護保険のサービスを利用するには「介護認定」を受けておく必要があります。

「うちの親、もしかしたら認知症かも…」そう感じたら、一度、要介護認定の申請をしておくといいでしょう。

(ここに対象の記事)

でも「拒否」されたら介護保険は機能しない

ただし、介護保険には大きな前提があります。

本人がサービスを受け入れてくれること。

Aさんのように「行かない」「来ないで」と拒否された場合、どんなに優秀なスタッフでも無理やりサービスを提供することはできません。

認知症が重度になるほど、この「拒否」の問題は深刻になります。

夜間や緊急時は介護保険が使えない現実

もうひとつ、介護保険サービスを利用するには厳しい部分があります。

「また外に出ようとしている」もう限界…

「今日、どうしても自分の用事で家を空けなくちゃいけない」

そんな状況では、すぐにヘルパーを手配できないんです。

介護保険を適用した訪問介護は事前契約や打ち合わせが必要で、緊急対応には対応できません。

「”いざ”というとき使えない」のが、介護保険の厳しいルールなところです。


それでも在宅介護を続けたいなら、自費サービスという選択肢

介護保険で対応しきれない部分を補う方法として、自費の訪問介護サービスがあります。

僕がよく紹介しているのが、自費訪問介護の「イチロウ」です。

イチロウなら「拒否が強い方」でも柔軟に対応できる理由

介護保険のサービスは、ケアマネジャーがつくる書類に基づき、決まった内容・時間・曜日での提供が基本です。

一方、イチロウは完全オーダーメイド

  • 「今日だけ来てほしい」という当日対応も可能
  • 時間・曜日・内容を自由に設定できる
  • 24時間365日対応

認知症の方への対応で大切なのは、ヘルパーがその方に「合わせていける」かどうかです。

同じヘルパーが継続して来ることで、ヘルパー側がその方の性格や認知症の症状、家族の状況を把握していきます。

「この方は急かすと拒否が強くなる」「話しかけるタイミングはこの時間帯がいい」

——そういった細かい配慮が積み重なることで、介護がスムーズになっていきます。

本人が「覚えている」かどうかは関係ない。
ヘルパーが「合わせていく」ことで、関係が育まれていくんです。

ヘルパー指名制で「その人を知る人」を作る

イチロウにはヘルパーの指名制度があります
(定期利用の場合は指名料無料)。

「あのヘルパーさんなら親も嫌がらなかった」という経験があれば、次回から同じ方を指名できます。

介護者側が安心してお願いできる環境を、仕組みとして作れるのがイチロウの強みです。

まず週1回からでも始められる

「費用が心配」という方も多いと思います。

いきなり毎日使う必要はありません。

「仕事で来られない水曜日だけ」
「月に2回、自分が美容院に行く時間だけ」
という使い方で十分です。

介護者が定期的に「自分の時間」を持てるだけで、介護の負担は大きく減ります。

「全部を1人でやらなくてもいいんだ」そんな心理的ストレスから解放されるんです。

【イチロウ 基本情報】

料金(介護コース):

・日中(9〜18時):3,520円/時間(税込)

・夜間(18〜翌9時):4,224円/時間(税込)

・当日予約:4,928円/時間(税込)

・最低2時間〜・往復交通費990円別途

対応:最短当日・24時間365日・ヘルパー指名可

対応エリア:東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都

※イチロウは現在、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都の8エリアでサービスを提供しています。対応エリアは順次拡大中です。まずはお住まいのエリアをご確認ください。

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在宅介護限界のサインをケアマネが本気で教えます

「まだ大丈夫」と思っていても、実は限界を超えているケースがあります。

以下のサインが出ていたら、今すぐ誰かに相談してください。

①自分の体調が崩れ始めた

眠れない、食欲がない、頭痛や肩こりが慢性化している。

介護者の体調悪化は、親の介護への影響に直結します。

「自分が倒れたら誰が介護するのか」という視点を常に持ってください。

②罪悪感より先に「もうどうでもいい」が来た

「親に優しくできなかった」という罪悪感があるうちは、まだ余裕があります。

でも、「もうどうでもいい」「消えてしまいたい」
という感覚が来たら、それは介護うつのサインかもしれません。

このサインが出たら、すぐにケアマネか地域包括支援センターに連絡してください。

③第三者に頼ることを考えられなくなった

「自分がやるしかない」という思考に固定されてしまっている状態です。

これは共依存の入口でもあります。

介護は一人で抱え込まなくていいんです。

ケアマネや地域包括支援センターに相談するだけで、心理的負担が減ることもあります。

▼介護の共依存について詳しく知りたい方はこちら

まとめ|「目が離せない」は誰かに言っていい

認知症の親から目が離せない状態は、精神論だけでは解決できません。

今日お伝えしたことを整理します^^

  • 認知症が進むと「本人が、自分が安全かどうか判断できなくなる」=目が離せない状態になる
  • 介護保険のサービスは有効だが、「拒否」や「緊急時」には対応できない限界がある
  • 自費サービス(イチロウ)を使って「介護者が休める時間」を作ることが在宅継続の鍵
  • 「もうどうでもいい」が来たら、それは限界のサイン。すぐに誰かに話してほしい

「目が離せない」という状況を、一人で抱え込まないでください。

それを誰かに言える環境を作ることが、長く介護を続けるための一番の方法だと、現場で何年も見てきた僕は思っています^^

まずは話を聞いてもらうだけでもOKです

※イチロウは現在、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都の8エリアでサービスを提供しています。対応エリアは順次拡大中です。まずはお住まいのエリアをご確認ください。

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