介護保険サービスの賢い使い方

在宅介護でヘルパーを毎日使うことはできる?ケアマネが教える限界と賢い補い方

自宅のリビングでヘルパーに介護を任せて安心した表情を見せる50代の娘と、笑顔で過ごす高齢の母

「週3回のヘルパー派遣が決まったとき、正直ホッとしたんです。でも実際に介護が始まってみたら、週3回じゃ全然足りなくて…毎日来てもらうことって、できますか?」

担当しているご家族から、こういった相談を受けることが本当に多いです。

要介護3以上になったとき、完全独居や日中独居になったとき、あるいは「家族自身が限界」と感じたとき。

そのタイミングで初めて、「毎日ヘルパーを使えないか」という切実な疑問が生まれてくるんだと思います。

この記事では、在宅介護でヘルパーを毎日使えるのかどうか、介護保険のルールとその限界を正直にお伝えします。「もっと頼みたいのに頼めない」を解決するヒントも一緒にお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてください^^

>>【まずは無料相談】自分の人生を取り戻す。自費訪問介護「イチロウ」へのお問い合わせはこちら

 

在宅介護でヘルパーを毎日使うことはできる?結論と知っておくべき条件

結論から言います。

介護保険の訪問介護(ヘルパー)は、要介護認定を受けていれば、毎日利用することができます。

ただし「できる」と言っても、実際にはいくつかの条件と壁があります。

まず知っておいてほしいのが、「生活援助は本人のみが原則」というルールです。

介護保険の訪問介護には、大きく分けて「身体介護」と「生活援助」の2種類があります。

  • 身体介護:入浴・排泄・移動の介助など、本人の身体に直接触れるケア
  • 生活援助:買い物・調理・掃除・洗濯など、日常生活のサポート

このうち生活援助は、「本人のために行うもの」が原則です。

ケアマネとして家族にこの説明をするたびに、「え、そうなの?」と驚かれます。「家族の分の料理もお願いできると思ってた」「ついでに洗濯物をまとめてやってほしかった」という声は、本当によく聞きます。

残念ながら、家族の分の家事や、本人に直接関係しない作業はヘルパーに頼むことができません。これは介護保険の明確なルールです。

また、同居家族がいる場合、生活援助の利用が制限されることがあります。「家族がいるなら家族がやれる」という考え方が制度の根底にあるためです。仕事や体調の問題で実際には難しい状況であっても、一律に利用はできません。

介護保険には、要介護度ごとに1ヶ月に使えるサービスの上限が決まっています。これを「区分支給限度額」といいます。

イメージとしては「毎月もらえる持ち点数」です。この点数の範囲内でサービスを使う限り、費用は1〜3割の自己負担で済みます。点数を超えた分は、全額自己負担になります。

要介護度 区分支給限度額(月額) 限度額単位数(持ち点数) 自己負担のめやす(1割の場合)
要介護1 約167,650円 16,765単位 約16,765円
要介護2 約197,050円 19,705単位 約19,705円
要介護3 約270,480円 27,048単位 約27,048円
要介護4 約309,380円 30,938単位 約30,938円
要介護5 約362,170円 36,217単位 約36,217円

※1単位=約10円で計算。地域によって単価が異なります。実際の点数・金額はケアマネにご確認ください。

毎日ヘルパーを使うと、この「持ち点数」をあっという間に使い切ってしまい、デイサービスや訪問看護など他のサービスが使えなくなるというジレンマが生まれます。「ヘルパーだけに全振り」は、介護全体のバランスを崩すリスクがあることも知っておいてください。

「毎日ヘルパーを使いたい」のに使えない、3つの現実的な壁

制度上は毎日使えると言っても、現実にはさまざまな壁があります。ケアマネとして現場で何度も見てきた、3つのリアルな壁をお伝えします。

壁① 「生活援助は本人のみ」の原則に阻まれる

先ほどもお伝えしたとおり、生活援助は本人のためのものに限られます。

「家族の分も一緒にお願いしたい」「ついでに庭の草むしりを」という依頼は断られます。

介護している家族も、当然疲れています。「少しでも家事を減らしたい」という気持ちは当然なのに、制度がそれを許してくれないのが現実です。同居家族がいる場合はさらに制限が厳しくなることもあります。実際には共働き・持病・育児中など、家族なりの事情があっても、一律に制限がかかることがあります。

壁② 外出同行・乗車介助は対応できないことがある

「介護保険のヘルパーで困った」が、通院同行など、外出サポートの場面です。

病院への付き添い、買い物への同行、お墓参りへの移動。こういった「外出を一緒にサポートしてほしい」という場面は、介護保険のヘルパーではほとんど対応できません。

訪問介護は基本的に、保険をムダに使わないように設計されています。

買い物同行よりも、買い物代行のほうが費用がかからないため、よほどのことがない限り外出のサポートに介護保険を適用することはできないと覚えておきましょう。

壁③ ヘルパーの確保自体が難しくなっている

もう一つ、制度とは別の現実的な問題があります。ヘルパー不足です。

毎日希望の時間帯に来てもらいたくても、対応できるヘルパーがそもそもいないというケースが増えています。

超高齢化社会の日本では、支え手が不足しているため、サービスを希望する時間・曜日にヘルパーを手配できない事業所が多くなってきています。

「使いたいのに使えない」は、制度の問題だけでなく、人材不足という現場の問題も絡んでいます。

介護保険だけで解決しようとしなくていい|ケアマネが伝える「突破口」

ここまで読んで、「じゃあ毎日ヘルパーを使うのは無理なの?」と感じた方もいるかもしれません。

でも、諦めるのはまだ早いです。

僕がケアマネとして担当するご家族に必ずお伝えしていることがあります。

「介護保険と自費サービスの併用」という考え方です。

これを提案すると、「それは考えたことがなかった!」という反応が多い。

介護保険と自費は「どちらか一方を選ぶもの」だと思い込んでいる方がほとんどなんです。

でも実際は、介護保険で助けてもらうことをベースにしながら、できない部分・足りない部分を自費サービスで補うという組み合わせが、現状の困りごとを解決してくれます。

介護保険は「全部を賄う制度」ではありません。「在宅介護のベースを整える制度」と理解すると、すっきりします。その土台の隙間があるのなら、自費サービスを利用する。このイメージを持てると整理ができるはずです。

介護保険でできない部分を補う|自費訪問介護「イチロウ」でできる3つのこと

介護保険と組み合わせて使う自費サービスとして、僕が実際におすすめしているのが自費訪問介護「イチロウ」です。

イチロウが特に力を発揮するのは、介護保険では対応しきれない次の3つの場面です。

① 外出同行・乗車介助

病院への付き添い、買い物同行、お出かけのサポート。介護保険のヘルパーでは難しいこの場面を、イチロウなら対応できます。「一緒に来てほしい」という声に、正面から応えてくれます。

② 介護保険でできない内容

家族分の家事、窓ふき、話し相手、ペットの世話など。介護保険のルールに縛られない、完全オーダーメイドのケアが受けられます。

③ 当日・急な依頼への対応

「今日だけ来てほしい」「急に予定が入った」という場面にも、最短当日で対応してもらえます。介護保険では急な変更に対応しにくいことが多いですが、イチロウはそこが強みです。

  • 最短当日・24時間365日対応
  • ヘルパー指名可能・手配率96%(採用率わずか8%の厳選プロのみ)
  • 完全オーダーメイドのケア内容
  • 料金:日中3,520円/時間〜(最低利用2時間・往復交通費990円別途)
  • 当日予約:4,928円/時間〜

※イチロウは現在、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都の8エリアでサービスを提供しています。対応エリアは順次拡大中です。まずはお住まいのエリアをご確認ください。

「自費サービスは高い」と感じているあなたへ|毎日使わなくていい理由

自費サービスの話をすると、必ずこういう反応があります。「でも、高いですよね…」

確かに、介護保険の1割負担と比べれば、自費サービスは全額自己負担です。料金だけ見ると「高い」と感じるのは当然です。

でも、少し視点を変えてみてください。

「毎日使わなくていい」んです。

介護保険ではカバーできない外出同行の日だけ、あるいは家族がどうしても動けない日だけスポットで使う。

そういう使い方で十分です。

以前、担当していた70代の男性とそのご家族のケースが印象に残っています。

息子さんご夫婦と同居していましたが、二人ともフルタイムで働いていて、通院の付き添いがどうしても難しい状況でした。介護保険のヘルパーでは通院同行に対応できず、「仕事を休むしかないか…」と悩んでいたんです。

そこで僕から自費サービスの利用を提案しました。2時間の利用(+別途タクシー代)で通院をサポートしてもらえる。息子さんは「それなら仕事を休まなくて済む」と、すぐに動いてくれました。

一番印象に残っているのは、その後の展開です。

本人が自費ヘルパーに意外と抵抗を感じなかったことがわかってから、ご家族はケアマネである僕を通さず、自分たちで直接イチロウに依頼するようになりました。通院のたびに僕に連絡する手間もなく、家族の都合に合わせて気軽に使えるようになったんです。

「先生(僕のこと)に頼まなくても自分たちで動けるって、すごく楽になりました」という言葉が、今でも記憶に残っています。

介護保険で土台を整えて、足りない部分だけ自費でスポット的に補う。この使い方が、家族にとっても本人にとっても一番無理のない形だと、現場で実感しています。

介護保険でできることをしっかり使いながら、本当に困った場面だけ自費で補う。

このハイブリッドの考え方が、在宅介護を長続きさせる現実的な方法だと、僕は本気で思っています。

まとめ|在宅介護でヘルパーを毎日使うための現実的な考え方

  • 介護保険でヘルパーを毎日使うことは制度上可能。ただし「生活援助は本人のみ」「同居家族がいると制限あり」「支給限度額の壁」など現実的な制約がある
  • 外出同行・乗車介助は介護保険では対応しにくく、家族が一番「足りない」と感じる場面
  • 介護保険だけで全部まかなおうとしない。「保険で土台をつくり、自費で補う」ハイブリッドが現実解
  • 毎日使わなくていい。しんどい日・困った場面だけスポット利用するだけでも、介護は大きく変わる

あなたが限界を迎える前に、使える選択肢を知っておいてください。介護はひとりで抱えなくていいんです^^

【在宅介護をもっと賢く使いたい方へ】介護保険でヘルパーを使う際の制度をさらに詳しく知りたい方はこちら

【自費サービス「イチロウ」について詳しく知りたい方へ】

-介護保険サービスの賢い使い方