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脳卒中で後遺症が残っても元の生活に戻れる可能性がある!?おすすめの介護保険サービス3つを紹介!

こんにちは♪ ちば君です♪

皆さんの親やおじいちゃん、おばあちゃんなどのみうちに脳卒中を起こし入院、大変なリハビリを乗り越えてなんとか回復したものの入院前のような生活に戻ることができるか心配。

元の生活に戻れなくても、そこに近づきたい。

スーパーの買い物まではなんとかできるようになりたい。

自宅のお風呂に入れるようになりたい。

トイレくらいは一人ですませたい。

こういった不安や心配を抱えたり、まだまだ頑張る!と奮起するけど家でどのようにリハビリをしたらいいかわからない。そんな方いるんじゃないでしょうか?

今回はそんな不安や心配を抱えたり、やる気はあっても何をしたらいいかわからない方へ解決につながるかもしれない介護保険サービスを3つ紹介します!

結論

訪問リハビリやデイサービス、デイケアを利用して自分の生活にあったリハビリ指導を受ける!

退院する時、入院中に担当していたリハビリの先生から自宅でできるリハビリを教えてもらい退院すると思います。

ただ、自宅い戻り、一人で、家族の協力のもとリハビリを継続しても次のような心配、疑問が出てくるんではないでしょうか。

  • いつまで続ければいいのか
  • 今の体の状態とリハビリの内容があっているのか
  • モチベーションが維持できない

自宅でのリハビリの質が保てるように介護保険サービスの導入、医療保険での訪問マッサージを利用することで今できないことができるよになるかもしれません!

おすすめの介護保険サービス3つを紹介、解説したあと、ちば君が実際に支援した高齢者の事例ケースを紹介したいと思います。

脳卒中とは?

まずは簡単に脳卒中の説明をしておきます。

「脳卒中」は、脳の血管が詰まったり、破れたりと脳にいろいろな障害を来す病気全体のことです。

昔は死亡による最も多い病気がこの脳卒中でしたが、治療が進み、現在の死亡原因の1位ががん、2位が心疾患、3位が脳卒中となっています。

脳卒中は大きく分けて3つ種類があります。

  • 脳梗塞   ・・・脳の血管が詰まる
  • 脳出血   ・・・脳の血管が破れる
  • くも膜下出血・・・脳出血と同様に血管が破れることが原因ですが、くも膜の下に出血した場合はくも膜下出血と言います。

今回、ちば君がよく支援していた障害のひとつをもとに以下、解説していきたいと思います。

「痙縮(けいしゅく)」による生活の変化

  • 肩、肘が固まってしまい、着替えや入浴に苦労する

痙縮の部位にもよりますが、入浴は結構大変になります。中でも転倒の心配を一番に、一人では洗えなくなることもできなくなる場合も多いので入浴は生活の変化に挙げられる一つです。

  • 手首、肘、肩が曲がったままで利き手で食事が摂れなくなった

利き手と反対側で食事をとる、食べやすいように食事形態を変えるなど工夫しています。

  • 脚(膝、足首、足の裏)が固まってしまい、歩きにくい、外出ができない

足先がつま先立ちしたようにのびきってしまい立てない、足首が固まってしまい歩く時のバランスが取れない。脚の障害なだけに転倒を心配します。脚に障害が残ったために買い物、通院、お出かけなど外出ができなくなることは大きな生活の変化です。

  • トイレで苦労する

右腕、左腕に「痙縮(けいしゅく)」が起きるとトイレで苦労するようにもなります。腕に痙縮の後遺症が残るとペーパーホルダーが使いにくくなり、ペーパーが取りにくくなります。

介護保険サービスを利用したリハビリ

入院中、急性期リハビリから開始します。安静期に動かすことのなかった筋肉を動かすためじわっとした痛みや筋肉痛といった痛みが伴います。

話を聞くとかなりの痛みのようですが、この急性期のリハビリが大切なため強い痛みに耐えてリハビリを実施することが大切なんですね。

入院中、計画通りにリハビリが進み退院できるような状態になっても自宅でのリハビリを継続する必要がある高齢者も少なくありません。

入院中の担当のリハビリ先生から自宅でのリハビリ方法を教えてもらっても

  • いつまで続ければいいのかわからない
  • 今の体の状態とリハビリの内容があっているのか心配
  • モチベーションが維持できず、リハビリに熱が入らない

こんな心配や不安が出てくると思います。そうならない、そう考えたら介護保険サービの利用を検討しましょう。

おすすめの介護保険サービスは次の3つです。

デイサービス(通所介護)

【1日型】【半日型】の2タイプの通所型の介護保険サービスです。

【1日型】

入浴、運動、レク、昼食を提供してくれるデイサービスです。

1日型のデイサービスを利用するならこんな人がおすすめ!

  • 自宅での入浴が難しい、自宅で入浴できるようにリハビリしたい
  • 外出して人と交流したい
  • 体力をつけたい

【半日型】

運動をメインに提供しているデイサービスです。入浴、昼食の提供はありません。

半日型のデイサービスを利用するならこんな人がおすすめ!

  • 短時間集中してリハビリしたい
  • 体力をつけたい
  • 部分的にリハビリをしたい

 

デイサービスは運動することを提供してくれますが、(1日型に)リハビリ専門のスタッフが必ずいるわけではありません。

半日型にはPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、看護師、柔道整復師といったスタッフがいるので、1日型デイサービスよりは運動に特化しています。

見学やパンフレットを見比べて自分の状態、どんなふうに運度をしたいか目的を持って選びましょう!

デイケア(通所リハビリ)

デイケアはデイサービスが提供している支援内容(入浴、運動、レク、昼食)とほぼ同じように【1日型】【半日型】があります。

デイサービスとの違いは必ずPT (理学療法士)、OT (作業療法士)、看護師といった専門のリハビリスタッフがいるということです。

デイケアを利用するならこんな人がおすすめ!

  • 自宅での入浴が難しい、自宅で入浴できるようにリハビリしたい
  • 外出して人と交流したい
  • 体力をつけたい
  • 質の高いリハビリを受けたい
デイサービスと違い必ずリハビリのスタッフがいる運営になっています。早く良くなりたい、質の高いリハビリを受けたいと考えたらデイケアです!ただし、デイサービスよりも質が高いリハビリが受けられるため料金はやや高く設定されています。料金は食費を込みの値段を確認しましょう。

訪問リハビリ

訪問リハビリとは名前の通り自宅に訪問してくれるリハビリです。

PT(理学療法士)、OT(作業療法士)が自宅を訪問しリハビリの指導をしてくれます。

訪問リハビリを利用するのはこんな人がおすすめ!

具体的な生活リハビリをしたい方におすすめです!

  • 自宅周辺を歩けるよになりたい
  • 階段を昇降できるよになりたい
  • 掃除機をかけられるようになりたい
  • トイレを一人で済ませたい
  • 自宅のお風呂で入浴したい
  • 料理ができるようになりたい
こういった、自宅での生活再開に具体的な目標がある方に訪問リハビリがおすすめです。訪問リハビリは通所型サービスと違い40分〜1時間をマンツーマンでリハビリ指導を受けることができます。上記の挙げたのはほんの例にすぎなく、その人の課題にあったリハビリを一緒の考え実行していくことができます。

留意点

デイサービス、デイケアといった通所型タイプのリハビリと訪問してくれる訪問リハビリの併用は基本的にはできません。

どうしても併用したい場合はケアマネージャーへ相談しましょう!

訪問マッサージ(医療保険)

介護保険はなく医療保険サービスもちょこっと紹介です♪

医療保険で訪問マッサージを依頼し足のむくみや、痛みの緩和といったマッサージを受けることもできます。

サービスを受けるにはかかりつけ医の同意書が必要になる場合が多いです。

ケアマネージャーでも相談に対応してくれるはずなので、興味があったら相談してみましょう。

生活が良くなった事例を2つ紹介

介護保険サービスを利用して生活が良くなった事例を2つ紹介します。

二世帯住宅で一人生活をしていたおばあちゃん、脳梗塞後、訪問リハビリを利用し一人で1日を過ごせるように

タバコが大好きなおばあちゃんでしたが脳梗塞を起こし右半身に痙縮の後遺症

利き手である右手が開きにくく、また右足も膝がのびきっているためうまく歩けませんでした

訪問リハビリを週3回、1時間利用することで

  • 家の中の段差を安定して移動できるようになり
  • フライパンが使えなくても、電子レンジをフル活用して食事を準備できるようになり
  • 買い物は家族に任せ、嗜好品は自分で近くのコンビニへ買いに行く
上記のような状態、状況になるまで半年はかかりましたが、1ヶ月目、2ヶ月目と徐々に成果がみられ、訪問リハビリの先生がいつも的確なリハビリの助言し、近所の人も良くなっていくおばあちゃんをみて驚き、元気づけてくれました。

家族で旅行に行けるようにデイケアを利用して体力、筋力アップをがんばったおじいちゃん

脳梗塞を起こし入院中のリハビリを頑張ったため幸い顕著な後遺症は残らなかったものの、体力、筋力が低下

毎年恒例にしている家族旅行の断念しなくてはいけないかと考えていました。

デイケアはリハビリの先生が20分ついてマンツーマンでリハビリ指導してくれる時間があります。

退院後すぐにデイケアを利用すると3ヶ月はマンツーマンのリハビリが40分に増やすことができるため、その3ヶ月マンツーマンリハビリ40分を活用。デイケアを週3回利用し、また自宅での生活状況をリハビリの先生へ共有し自宅でのリハビリも適した指導の元で毎日行った結果、退院当初は断念していた家族旅行もデイケアを利用しての半年後に行くことができました。

家族旅行の目的達成後、デイケアの利用を週一回へ減らし利用を続けています。筋力、体力の維持が目的、また一緒にリハビリを頑張る仲間もできたようでよく〇〇さんと会話をすると話しています。

そして翌年も家族旅行に出掛けていました。

まとめ

今回は『脳卒中で後遺症が残っても元の生活に戻れる可能性がある!?おすすめの介護保険サービス3つを紹介!』こういったテーマについて解説、紹介してきました。

おすすめの介護保険サービスは次の三つです。

  • デイサービス
  • デイケア
  • 訪問リハビリ

それぞれ、目的をしっかりと決めて利用を検討することが大切です。

高齢者に起こる脳卒中による後遺症は重く残る状態が多い印象を受けます。

重い状態が残ると生きがいをなくし、毎日テレビを見るだけの生活になる人もちば君の利用者にいます。

高齢者になって、重たい後遺症が残ったときに気持ちは想像できても本人たちの気持ちを100%理解することができません。

だけどリハビリをしてまたなにか新しい生きがいをみつけてほしいです。

まずはリハビリをすることが楽しみになっていいと思います。

その後に、孫に元気な姿を見せてあげたい、後一回は亡くなったパートナーの墓参りに行きたいなど年に少ないイベントごとを達成することを目標に掲げてみるなど、テレビを見ることだけにならない予後を送ってほしいと思います。

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