介護シチュエーション 病気・症状 糖尿病 認知症 認知症

一人暮らし×認知症×糖尿病でも自分らしく生きていける

高齢者が一人暮らしで認知症と糖尿病をかかえている。こんな状態でどんな生活をおくると想像しますか?薬がちゃんと飲めなくて糖尿病が悪化するんじゃないか、認知症が進んで家で倒れているんじゃないかとか。悲惨なことばかり考えませんか?

糖尿病は悪化すると目が見えなくなったり、透析になったり、足を切断するといった最悪の結果をまねく病気の一つです。病院からちゃんとした指導のもとに食事療法、運動療法、薬物療法といった3つの治療をきちんと実践することで安定した状態になり最悪を回避できます。

でも今回の取り上げる病気には認知症もあるんですよね(笑)しかも一人暮らし(笑)認知症介護で苦戦する症状のひとつが〝短期記憶障害〟「短期記
「物忘れ」とか「ボケてきた」とか言われる症状ですね。

ごはんを食べたのに「食べてない!」予定をつたえているのに「聞いていない!」といろいろな対策をしたり、工夫をしてもなかなか介護の負担は減らず、終わりの見えない介護に家族はストレスが溜まり心身が疲弊していきます。

こんなやっかいな認知症という病気ををかかえ、1人暮らしで糖尿病も持っているなんてどんな生活になるのか想像したくないですよね(笑)
高齢者が1人で生活するだけでも不安要素があるのに、認知症もかかえて、糖尿病もかかえて。「糖尿病管理なんて無理でしょう!」

って、考えるのが普通です(笑)でも、介護保険サービスをうまく使えば糖尿病と認知症をかかえても1人で生活ができます♪これが結論です。

 

ポイント

  1. 配食弁当で食事療法
  2. ヘルパーが服薬管理
  3. 通所サービスで運動

高齢になっても元気であれば食事療法、運動療法で糖尿病管理ができます。でも、認知症にかかっていると糖尿病を自己管理できないので病状は悪化するいっぽうです。そのため服薬コントロールが最も大切になります。

服薬コントロールすらもできなくなるのが認知症です。認知症になると薬を飲み忘れる、薬をなくす、薬を重複して飲んでしまう。血の気が引くようなことが起きるんです。本文では上手な配食弁当の取りかた、ヘルパーを利用した服薬コントロール方法、通所サービスを利用した運動療法、さらに家族の関わり方について詳しく説明します。

家族が100%関わらなくても、本人がのほほんと自宅での生活ができて、家族が安心できる方法を紹介します。ぜひ参考にしてださい☆

(図解作成中)

今回はこんな方におすすめ

  • 認知症と糖尿病をかかえて一人暮らしをしている
  • 認知症で一人暮らしをしている人
  • 認知症の服薬管理方法を知りたい
  • 認知症で一人暮らしの親をどのように介護、見守っていけばいいのかわからない

 

食事療法にコスパ最強なのは配食弁当!!

糖尿病の治療の一つに食事療法があげられます。食事制限やカロリーコントロール、食事の取り方を工夫して糖をからだに吸収するコントロールします。この記事ではカロリーや食材の解説せず、配食弁当をじょうずに利用する方法を解説します♪

 

配食弁当がなぜコスパ最強なのか?

糖尿病に適した献立を考える、食材を買いに行く、調理するこれら全てを一括してまかせて、カロリー制限をして自宅まで届けて、コミュニケーションまでをとってくれる!

これが一食700円前後のサービスなんてコスパが良すぎです☆配食弁当の業者のなかには『安否確認サービス』『ちょこっとサービス』といった独自サービス展開もあります。

注文方法が選択できる

配食弁当は配達日時や食事内容を自由に選択することができます。「ご飯はいらないから、おかずだけほしい」「ごはんとおかずをセットで欲しい」「お昼の分だけ注文したい」などなど本人の生活スタイルに合わせた注文が可能です。

認知症状や介護保険サービスの利用方法によって注文内容が変わりますがおすすめの注文方法はおかずのみの注文!認知症になってもお米を研ぐことはできる方もいます。自分でお米を研ぐことは、認知症になっても「これからご飯を食べる」という意識にも繋がります。

お米を研ぐ(水を切る)、セットする、長けてくると匂いがする(ごはんの意識)。認知症になってもお米を炊くだけで人間が残っている感じしますよね♪何もかもができなくなるわけじゃないんです^^余裕があれば味噌汁を作るのもありです☆調理のバリエーションが増えて人間らしい生活が保てます。

注文方法が柔軟にできるから誰でもじょうずに利用ができる

コスパ最高、注文方法が選択できるから誰でもじょうずに失敗なく利用ができるんです☆認知症、糖尿病をかかえて一人暮らしを始めたら、サポートが必要なところに介護サービスを組み込んでいきます。

介護サービスを組み終わって、埋めなくてはいけない食事確保の部分に配食弁当を注文すればいいだけ☆注文も電話一本で済みます!

いくつも業者がある中でどこがおいしいのかわからない。なんて心配するかたご安心んを^^
試食可能な業者がほとんどなので食べ比べることができます♪最低2〜3社の配食弁当を試食して口に合うお弁当を選びましょう😄

 

配食弁当のメリット・デメリット(準備中)

 

服薬管理だけじゃない!かゆいところにも手が届くヘルパー!

一人暮らし、それも認知症をかかえながら。認知症をかかえればまともな生活が送れませんから、親がそんな状態では家族は気が気じゃありません。

家族も自分の生活がありまし、介護に専念することは好ましくありません。介護離職をして親の介護に専念する方もいますが、介護が終わったあとのことまで考えられていない方多いです。

(親の介護に全集中すると危険な理由:記事作成予定)

認知症を抱えながらも一人で生活をしていくためにはヘルパーによる介護サービスは必須。認知症の症状の一つに『物忘れ』があります。家族が週末訪問すると、疑問となる言動がたくさんあるんですね。そんな状況、状態をできる限りなくしてくれるのがヘルパーです。

一人暮らしで認知症を抱えている高齢者にヘルパーサービスが入るメリット

 

ヘルパーは生活援助という家事をサポートしたり、身体介護とい身体に触れる介護を行います。時間にして30分〜1時間。

日常生活が崩れないようにサポートするのがヘルパーの役割になりますが、離れて暮らす家族からは「安否確認はできませんか?」とよく質問を受けます。
残念ながら今の介護サービスのルールには安否確認だけのサービスはないんです。

 

 

 

やっぱり外出すると生き生きする♪週一回は通所サービスを!

 

 

家族は、家族にしかできないことを!上手な遠距離介護

 

 

まとめ

 

 

認知症とは?

認知症になると昔のことはよく覚えているけど、ついさっきご飯を食べたのか、食べていないのかを忘れてしまいます。

他にも認知症になると薬を飲み忘れたり、同じ薬を1日に2回飲んでしまうなど薬の管理もできなくなる。

聞いたことのある認知症の症状が毎日自分の身にに起きていると想像するだけでもゾッとしませんか?

認知症は物忘れの症状が印象的ですが、普通の事が出来なくなる症状もあります。

よくある認知症状

  • ついさっきの事を忘れる(短期記憶障害)
  • 今やるべきことが判断できない(判断能力の低下)
  • 誰が誰だが認識できなくなる、わからなくなる(失認)
  • 時間、場所がわからなくなる(見当識障害)

例えば得意だった料理が全然できなくなった。

楽しんでいた趣味をしなくなったなど。

これも認知症にある症状の一つです。

認知症介護ってとにかく大変です。

繰り返す話に付き合ったり、スケジュールの管理。

今すべきことの説明。病院の付き添い。

とんでもないことをしでかした時の対応。

本当の話か作り話かの確認。

ほんとに大変です。

糖尿病とは?

糖尿病は静かにやってきます。

なんか怖いですね(笑)

糖尿病はその後に起こるいろいろな病気となる入り口の病気です。

糖尿病になった後

  • 目が見えなくなる(糖尿病性網膜症)
  • 手足の痺れ、壊疽(えそ)して切断(糖尿病性神経障害)
  • 腎不全を起こし人工透析(糖尿病性腎症)

この3つは糖尿病三大合併症と言われ症状の自覚なく、そのときは訪れます。

これはつまり、糖尿病になると生活全般を見直す必要があります。

見直すことは食事、運動。主にこの二つです。

糖尿病になると服薬やインスリンと言った薬でかなり抑制することはできます。

でも、食事や運動。この二つが基盤になるから抑制効果が現れます。

認知症と糖尿病が一緒になると・・・

認知症と糖尿病について説明しました。

この二つが合わさって、尚且つ一人で生活している1日の様子を想像してみてください・・・

ゾッとしませんか?

いま、想像してもらった生活を実際に送っている方がいます。

ただ、皆さんが想像しているゾッとしている様子ではありません。

好きなものを食べて、薬を飲んで、スーパーで買い物して、好きなテレビを見て、離れて住んでいる家族へ編み物でセーターを作ってる。

こんな風に生活している人がいるんです♪

どうです?これ聞いたら、えっ?普通に暮らしてるじゃん!!

って感じませんか?

そうなんです!!

介護保険サービスをうまく利用すれば〝認知症〟と〝糖尿病〟になっていても

それでもって〝一人暮らし〟でも自分の好きなように、〝自分の住みなれた家〟で生活できるんです。

今回は

【認知症?糖尿病?そんなのへっちゃら!!私は私らしく!!】

認知症、糖尿病を患いながらも〝自分らしく生きていく〟方を紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • 認知症と糖尿病を患っていて一人暮らしをしている
  • 認知症で一人暮らしをしている人
  • 糖尿病、食事、薬に気をつけているけど最近物忘れがある
  • 認知症で一人暮らし。どのように介護、見守っていけばいいのかわからない

冒頭に認知症と糖尿病について触れましたがもう少しこの二つについて説明です。

 

1、簡単に「認知症」とは?

「物忘れ」と「認知症」の違い

「物忘れ」

えっと今日食べた朝ごはんなんだっけ?

あれ?何しに1階に降りてきたんだっけ??・・・ああ!そうそう電池取りに来たんだ!

これは物忘れです。

「認知症」

「物忘れ」の症状が頻回に起きてきたり、自分の今の居場所がわからない、着替えの仕方がわからない、トイレがうまくできない

こういった多種多様な症状が出現している状態を「認知症」と言います。

認知症の種類と簡単な特徴

アルツハイマー型認知症

脳の記憶を司る海馬が萎縮することで起きる認知症です。

本人が物忘れの自覚をしていないことが多く、物盗られ妄想へ進むこともあり対人関係を悪化、介護が難しくなります。

脳血管性認知症

脳血管障害から誘発される認知症です。

脳梗塞、脳出血など脳のどの部分に障害を起こす場所によって症状が異なります。

一般的に意欲の低下は目立ちますが、記憶障害はそれほど酷くないことが多いです。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症に次いて多い認知症です。

アルツハイマー型認知症より進行が早いことが多く、少し怖い症状が多いです。

  • 誰かが見える(幻視)
  • 声かけに返事がない(無反応)
  • 無秩序な態度
  • 睡眠障害

他、前頭側頭葉変性症、若年性認知症などありますが今回はよく耳にする上記の三つを簡単に説明するにだけにしておきます♪

2、簡単に「糖尿病」とは?

高血糖状態が慢性的に続く状態のことを「糖尿病」と言います。

症状が悪化すると?

腎臓が悪くなり、透析になる可能性。

網膜が悪くなり、視力低下、最悪は失明の恐れも。

神経障害が起こり、脚を切断することになるかも。

 

3、「認知症」の症状は糖尿病になる前からあった

ここからは実際の登場人物の生活、様子、気持ちなどを紹介します。

登場人物のプロフィール

  • 女性80代
  • 名前:ヒナ(仮名)
  • 要介護2
  • 一軒家に1人暮らし
  • 主な病気:糖尿病、アルツハイマー型認知症、慢性膝関節症
  • 症状:短期記憶障害、言動の繰り返し、作話
  • 性格:楽観的、明るい、社交的

夫は気づいていた

1人暮らしになる前は夫がおかしな言動、行動の繰り返しに気づき、本人のを怒らせないようにうまく対応していました。

徐々に短期記憶障害や言動の繰り返し、同じ食品を購入、鍋を焦がす、洗濯を干し忘れることが増えるようになっていました。

そこに夫が体調不良で倒れます。夫は末期癌であることが発覚。

妻は認知症状はありましたが、意思決定はしっかりできるレベルでした。

そのため、夫や家族と病院と話し合い、もう後一週間という夫の予後を自宅で見ることを決意。

自宅で訪問診療、訪問看護、ベッドを導入し認知症を患いながらも夫を介護。

夫が帰宅して3日間の看取り介護でしたが、夫が亡くなった数年経過しても本人はこの時のことを覚えています。

「認知症」があっても一人で生活ができる

高齢者はいろいろな環境変化で心身へ影響を受けます。

住宅環境の変化、人との関わり合いの変化、もちろん病気による変化

認知症を患っていると、環境変化には特に影響を受けやすくなり症状がひどく悪化、進行することが多いです。

ひとり暮らしのスタート

認知症を患っている方は環境の変化で影響を受けやすいです。

認知症状がひどく悪化することもあります。

ヒナさんは元々の性格なのか、認知症により感情がなくなってしまったのかわかりませんが、夫が亡くなった後は認知症状がひどく進むようなことが幸いありませんでした。

ヒナさんは認知症の自覚がありません。

ぼくは本人に認知症の自覚がないことを前向きに捉えています。

悲観せずに、(病気に罹患していることも含めて)自分らしく生きていけると信じているからです。

この頃から膝の痛みの訴えはありましたが週に1回〜2回徒歩10分ほどにあるスーパーへ食品を買いに行きます。(料理はできなくなっている)

肉、野菜、お惣菜、おかしなどを購入し帰って、冷蔵庫にしまう。

普通のおばあちゃんです。でも実は認知症なんです。

朝、味噌汁など朝ご飯を用意しようとしますが手順がわからなくなったり、火にかけていることを忘れて焦がしてしまったり(自動消火に変更)

薬の飲み忘れ、重複服用もありました。

家族はこれが母の生き方と割り切り、週末に訪問し家事の一部分を支援。

平日もモーニングコールを行いますが、日中はどうしても目が行き届きません。

そこで家族からヘルパーによる、『調理支援・服薬支援』の依頼が来ました。

介護保険サービスの開始

ヘルパーの導入

ヘルパーを利用することは本人に拒否がありました。

そりゃそうです。認知症の自覚がないということは自分は正常だと認識していますから。

激しい抵抗はありませんでいたが「認知症」の自覚がないので嫌がっていました。

それでも家族から、ひとりだから「心配」とお願いする感覚で説得を試みました。

お互いに話し合い、譲歩し合いなんとかヘルパーを利用することで承諾。

週3回、ヘルパーをお昼に来てもらうように手配し服薬確認、食事摂取、調理のお手伝いをスタートすることができました。

導入後の1ヶ月、3ヶ月・・・

ヘルパー開始して1ヶ月は「来ても来なくても一緒、でも話し相手ができるはうれしい」と話しています。

ヘルパーへもご自分の料理方法や昔、ここら辺はこんな風だったと楽しそうに話をしてくれていたそうです。

3ヶ月後にはヘルパーの都合が悪くサービスができなくなる時がありました。

するとヘルパーを心配するようになるなどヘルパーへの抵抗、嫌がる様子がなくなってきたのです。

4、重度の「糖尿病」が発覚!泣かなかったあの人が泣いて入院

高血糖が発覚!!即入院!!

ある時、病院で血液検査をすると即入院が必要な血糖の値が出ていました。

クリニックでの血液検査だったので、総合病院を紹介されすぐに精査。

やはり安定するまでの入院加療が必要なことを医師、家族とで説明し、泣く泣く入院。

一時的でしたがせん妄症状がひどく出現することがあり、認知症状がひどくなる懸念もありましたがすぐに落ち着き、認知症状が悪化する様子はありませんでした。

退院するには生活管理が必須!というたか〜い壁

2ヶ月ほど入院加療で血糖コントロールを行い退院可能な状態まで安定してきました。

なんとかインスリン注射は免れましたが、1日2回の服薬は欠かせない自宅療養。

服薬管理、さらに食事を必ず取ることが条件になりました。

服薬は血糖値を下げる薬ですが、血糖値を下げすぎると低血糖を起こし意識を失うリスクもあります。

そのため、服薬した後は必ず食事を摂ることが大切なんです。

老健やサ高住の提案を医師からされましたが、2ヶ月も入院して、さらに施設なんて、、、

ヒナさんはここでも涙をぽろぽろ流していました。今回は嫌だと言わずに涙を流すだけ。

それを見た家族が、そうしても家に帰してあげたく僕に相談。

もちろんヘルパーを1日3回(服薬管理、食事補助)入ってもらえるとこを探し手配しました。

何箇所ものヘルパー事業所に依頼するのは何人ものヘルパーが自宅を出入りするため、認知症を患っているヒナさんへは悪い影響を与えてしまうと考え、ヘルパーを1日3回派遣することができる事業所を探しました。

一つの事業所が1日に3回ヘルパーを経件することができること、なかなか運がないと見つけられません。

ですが、運良く見つけることができましたε-(´∀`;)ホッ

5、「認知症」「糖尿病」と生きる

今回、ヒナさんはヘルパーが来ることに抵抗はなく、むしろ入院しないで済むならと歓迎していました(笑)

一人でも大丈夫だけどね。と強がりのようなことも言っていましたが(笑)

ヒナさん、家族、ヘルパーとで時間帯、支援内容、薬の管理方法、万が一飲まなかったら、飲んだと言ってら、後でご飯を食べると言ったら、どんな食事内容、調理方法がいいかなど

ヒナさんの意思決定を尊重はしますが、自宅療養を責任を持ってサポートします。

譲歩できないことところもありました。

ここは家族がヒナさんの人間性を考慮して、譲歩できるところ、ある程度予測できることは準備し、万が一予想できない事態になった時はどのような連絡方法で状況を共有するのか打ち合わせをしました。

支援のポイント

  • 薬の管理方法
  • 食事療法への理解が難しいとき
  • 作話があった時の対応
  • 緊急時の連絡相談先

打ち合わせをした次の日から支援を開始しました。

退院し新たな生活のスタート!!

といった感覚はヒナさんにはなく、ヒナさんにとっては入院する前と後はなんの変わりもありません(笑)

ですから生活スタイルを改善していく意識はありませんでした。

週に1回〜2回徒歩10分ほどにあるスーパーへ買い物へ行くことも。

肉、野菜、お惣菜、おかしなどを勝手帰って、冷蔵庫にしまうことも。

朝、味噌汁など朝ご飯を用意しようとしますが手順がわからなくなったり、火にかけていることを忘れて焦がしてしまうことも

いままでと変わらないヒナさんの生活です。

「認知症」による短期記憶障害があるために薬の管理ができない、調理がうまくできないといったできないところへサポート。

さらに、糖尿病に配慮した食事療法の提供方法を家族と一緒に考えます。

ヒナさんはなんの入院前、退院後に変わりもなく毎日を過ごしています。

最後に

今回紹介したヒナさんはまだまだヒナさんスタイルを継続中です。

時期によっては趣味である編み物を1日やってテーブルクロスを作り、季節ごとに模様替えをして楽しんでします。

今回は認知症・糖尿病・一人暮らしについて実際に僕が関わっている方をモデルとし

ひとり暮らしなのに認知症を患って、糖尿病になっても生きたいように生活できる、ということを実際にやってる例を紹介しました。

重度の認知症になれば意思決定、判断にサポートが必要になりますが、軽度であればある程度のことはは本人の意思決定を尊重する姿勢が絶対に必要というのが僕の考えです。

認知症状が重度になっても、くりかえし意向を確認します。1日に何回も、日を置いて、何度も確認し支援者みんなが一番しっくりくる返答を選んでことを進めます。

認知症だから本人の意向を無視して進めるのではなく、認知症だから意思決定について手厚くサポートすることが必要です。

 

 

以上、このブログが参考になれば嬉しいです。

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