こんにちは♪ ちば君です!
高齢者が家事をこなすことができなくなってくると、代わりに家族やヘルパーにお願いすることになります。
今まではなんでも自分でやってきたのにできなくなってきます。
掃除に洗濯に、買い物に料理、トイレにお風呂。
こういったことができなくなってきて、もどかしいまま、不安を抱えてお願いする介護サービス。
とにかく不安がいっぱいです。
本人、家族もヘルパーを依頼するのは初めてで、どんな人が来るのか心配します。
性格の合う人ならいいな。
優しい人がいいな。
テキパキする人がいいな。
年齢が近い人、年配の人。
女性がいい、男性がいい。
教育・指導をしっかり受けている人がいい。
誰でも構わない。
個人差はあれど誰にでも心配はあります。
例えば、どんな人が来るのか事前にわかる、選ぶことができたらどうでしょう。
写真で顔がわかる。
性別、趣味、得意な仕事がわかる。
話好き、寡黙といった性格がわかる。
ヘルパー歴15年のベテラン。
Aヘルパーの勤務は月水金。
Bヘルパーの勤務時間は9:00〜15:00まで
こんなふうにヘルパーの情報が簡単にでもわかると安心に繋がります。
じゃあ安心して介護をお願いできる会社はどこなの?
大手企業?個人企業?
例えたようなヘルパープロフィールを設けている企業は大手も個人も見たことがありません。
じゃあ探し方が全くわからないからケアマネージャーお任せ!
それでいいのでしょうか?
YouTubeの中田敦彦さんが【介護入門】の動画解説で言っていました。
あっちゃん「とにかく情報収集が大事!」
利用者さん、家族が初めて介護保険サービスを利用するときに出る話がこれです。
初めてのことで何もわからないんです。
わかります。ほんとわかるんです。
ケアマネージャーをやっている身としても、介護保険制度は複雑、サービス事業所の情報量も少ない。
紹介する側も困ってしまう時があります(笑)
利用者はケアマネージャーへ、なぜその事業所を位置づけたのか(紹介したのか)理由を尋ねることができます。
でも、比較できる情報がなければ「はぁ、そうですか」とよくわからないままサービスが始まってしまします。
介護保険制度はまだまだ行き届かない部分が多くあります。
本記事は比較している内容はありませんが、何を基準に考えてヘルパー事業所を探せがいいかを解説しています。
大手企業がいいのか、個人企業がいいのか。
そしてそれぞれのメリット・デメリットはなんなのかを解説します。
是非、最後まで読んで自分に合うヘルパーを見つける情報にしてください。
ー目次ー
結論
自分に合うヘルパーを見つけやすい企業はズバリ。
大手企業です。
個人企業に比べ、ヘルパー教育、指導、研修が充実しています。
ヘルパーを紹介する営業もあります。
わかりやすい資料や説明。
大手企業だけあっていろいろなところが充実して安心感があります。
苦情や相談窓口を設けていたり、デイサービスや施設入所の展開もしています。
今以上に困った時、その先の相談もしやすいわけです。
では個人企業はダメなのでしょうか?
いいえ。そんなこともありません。
個人企業はスピードがある。
一つ、これは個人企業の良いところです。
大手企業はまにゅあるがあり、マニュアルにないことを相談されると上部亜で確認が必要です。
急ぎの回答が欲しい要件でも時間がかかる場合があります。
個人企業はそこにスピードがあります。
個人企業だから決断も早く、回答に時間がかかりません。
大手企業に比べ、個人企業ならではのメリットが詰まっているんです。
大手企業のメリット・デメリット
大手企業のメリット
大手企業のメリットは安全で質の高い支援が見込める。ところです。
介護サービスを受けるにあたり、なによりも〝安全〟を保証して欲しいです。
在宅介護で起きやすい事故が3つあります。
転倒事故、入浴事故、窒息事故の3つです。
入浴介助
脱衣所、浴室が安全かどうかを観察。
(拘縮がある場合など)衣類の着脱の順番や浴槽に入る際の足を上げる順番。
体を支える際の安定したポジショニング。
体が不自由になってきているからこそ安全に行いたいですよね。
さまざまな高齢者を想定した指導を受けていれば安心してお願いできます。
食事介助
高齢になると嚥下機能が低下します。飲み込む力のことですね。
嚥下障害の方には一口の量やむせ込みが起きないように水分を挟むなど神経を尖らせて介助します。
さらに黙々と食事介助をするのではなく、楽しい時間になるように声かけもします。
食後は口腔ケアをして、しばらく異変が起きないかの観察もします。
転倒事故
転倒事故を起こすと認知症状の発症や進行、寝たきりになる可能性が高くなります。
転倒事故には外的要因(環境のこと)と内的要因(本人のこと)があります。
転倒事故についてはヘルパーが直接関わることはないので別の機会に解説できたらと思います。
大手企業のデメリット
介護技術が高く、安全な介護を見込める反面、デメリットがあります。
要望に対する、対応・回答が遅い。融通が効きにくい。
市役所などの役所って決められたことは絶対!ケースバイケースなんて認められない!
と、言った感じで簡単な手続きでも早く進まなかったり、長く待たせられたりしますよね。
そこまでとは言いませんが、大手企業もマニュアルがあり要望によっては相談の回答に時間がかかる場合があります。
大手企業のサービスはブレた介護にならないように理念、介護方法、対応を全体に教育し、統一し物事を一つ一つ丁寧に進めます。
そのために進めるスピードが落ちます。
個別ケースにも対応が難しい場合も少なくないです。
ゴミ屋敷の相談なんかは会社の許可が下りなくて、、、
と、断られることもしばしば。
個人企業のメリット・デメリット
大手企業に比べると個人企業のメリット、デメリットは表裏一体なところがあります。
大手企業に得意なところは個人企業が苦手。
個人企業が得意なところは大手企業が苦手。
そうなると個人企業のメリット、デメリットが想像できますね。
個人企業のメリット
個人企業はその会社の代表が強い思いをもって設立しています。
困ったことにはすぐに答えてあげたい。つまり個人企業のメリットとは
サービス対応にスピードがある。融通が利きやすい。
これが個人企業のメリットです。
大手企業の理念、介護観、教育方法、業務改善への姿勢などに相違、価値観を感じたり
自分自身の介護観を直接サービスにして提供したい。
こんな思いで会社を運営している代表は多いです。
個人企業の代表はもとは大手企業で勤めている方も多いです。
大手企業で学んで経験したことは質は高いかもしれませんが絶対でもありません。
ここに疑問を持ったり、さらに突き詰めたく独立する人がいます。
代表自身が現場に入りながら運営しているため利用者、家族と面識もあり、要望を上げたときに理解が早く、回答も早くなります。
責任も代表個人が取ることになるため、今までの経験からリスクの範囲を想像
そして利用者、家族の感情にも反応しやすい性質もあります。
個人企業のデメリット
大手企業と個人企業のメリット・デメリットは表裏一体と話しました。
個人企業のデメリットは二つです。
判断対応が代表個人の価値観に偏る
ヘルパーの技術が大手企業に劣る
判断対応が代表個人の価値観に偏る
大手企業は大きな理念のもと大きな組織がそれに基づいて介護サービを提供しています。
そのためヘルパーひとり一人に介護観の偏りがでたサービしがなく統一されています。
ですが個人企業だとこの介護観に偏りが出ます。
それは代表の価値観によって設立された企業だからです。
運営のノウハウはありますがクレーム気質な利用者、家族への対応は感情が入り代表自身が面倒と感じれば受け入れを拒否されます。
ヘルパーの技術が大手企業に劣る
大手企業には育成担当、研修担当、指導担当がそれぞれいます。
個人企業だと代表がこれらを担うため時間が足りず、最低限の心構えや、トラブル後の指導になりがちです。
ヘルパーに依頼が来る多くは生活援助(家事の手伝い)です。
\家事のスキルを活かしませんか!/
といった求人募集を見たことないですか?
「60代、体力はないけど家事くらいならできるかな」
と、考えこの年代のヘルパーを抱えている事業所が多いのが個人企業です。
こう言った年齢層の方達は勉強熱心、スキル向上に意欲的な方が少なく
簡単な家事程度の仕事を希望します。
勉強熱心でなく、スキル向上に意欲的でないヘルパーが集まることで
ヘルパーの質は上がらず、教育、指導、研修の必要もなくなります。
自ずと事業所全体の介護技術が向上しなくなるわけですね。
まとめ
ヘルパーと選ぶときは大手企業、個人企業のどちらがいいのか。
結論はこちら
大手企業を選ぶと間違いがない
大手企業、個人企業のメリット・デメリットを解説し結論に至る説明をしました。
大手企業のメリット・デメリット
大手企業のメリット
安全で質の高い支援が見込める
大手企業は今まで提供してきたサービス情報データがあります。
サービスの満足度や事故状況など良い評価、悪い評価共に多くのデータを持っています。
それらのデータを収集して、さらに質の高いサービスを提供する。
利用者からのリアルな声を反映しているので納得のいく結果が得られやすいです。
大手企業のデメリット
対応、回答が遅い。融通が利きにくい
簡単な要望であれば、その部署の責任者で判断ができ迅速に対応ができまs。
在宅介護は個別の問題が多く、家庭それぞれの悩みがあります。
ここにすばやく対応できると仕組みづくりが課題でしょうか。
介護業界に限らず大手企業は知名度が高く、名前をだけで安心感を得られます。
安全を保証されたサービスだけでなく、迅速な対応までされると敵なしかもしれません。
個人企業のメリット・デメリット
個人企業のメリット
サービス対応にスピードがある
個人企業は小さく、提供している地域に密着してサービスを提供しているところが多いです。
その地域特有の悩みについても共感してもらえ、解決策を一緒に考えてくれます。
個人企業のデメリット
1、対応の判断が代表個人の価値観に偏る
サービスの要望について代表個人の価値観に偏りやすいです。
個人で開業されている方は個人の理念を掲げて運営しています。
偏りがある。と言ってしまうと悪い印象を受けるかもしれません。
ただ、その理念や偏りはハマる人は満足のいく対応になるかもしれません。
2、ヘルパーの技術が大手企業に劣る
個人企業の代表は理念、ノウハウはありますが、それを教える技術がありません。
また面倒な相談を嫌う傾向もあり、対応が難しそうな相談は断ります。
技術の向上は難しいことへのチャレンジでもあります。
難しい相談を受けなくなると育成をする必要が無くなるため、介護技術を高めることがなくなってしまいます。
個人企業は知名度はないものの、その地域に密着しサービスを提供します。
その地域ならではの悩みに寄り添い、解決に向かって一緒に悩んでくれる一方
代表の介護観に合わないと対応が雑になる場合もあります。
大手企業、個人企業はそれぞれに表裏一体のようなメリット・デメリットがあります。
そのメリット・デメリットは大手企業、個人企業の価値観の部分を優先しているという見方もできます。
それぞれの価値観に近い、ある程度妥協ができるヘルパー事業所を探してみてください。
ブログについて
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