ケアマネージャー 介護サービス

サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用別表は貰う意味ある?🤔活用方法を正しく知って1ヶ月の介護サービス料金をしっかり把握しよう!

こんにちは!ちば君です♪

ー目次ー

はじめに💡

介護サービスが始まると、ケアマネージャーから毎月、翌月の予定である『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』をいただきませんか?

そこには翌月の介護サービスの予定や料金が記載されているはずです💡

それをもとに、いつも予定しているデイサービスの日は病院があるため休みにしたり、別の日に振り替えてもらったりと翌月の予定を確認しているのではないでしょうか?

ただ、利用表はとても見にくい書式になっています。

「画像」

情報が多くパッと見てわかりにくい表です(笑)

曜日や日付も小さく、本人、家族たちに必要な情報がどこに書いてあるのかがわかりにくいですよね💦

こんな横並びではなく、カレンダー式の表のほうがよっぽど見えやすいと思います(笑)

物事を複雑にするのは国の得意なことですよね(笑)

ただ、そこで諦めると試合終了ですよ。

『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』になにが書いてあるのかわからないままにしておくと、なにがなんだかわからないが保管しておこう。となり、書類が溜まる一方です。どのようなことが記載されているのか理解した上であれば『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』は心配なく「破棄」していい書類です。

『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』は利用者1枚、ケアマネージャー1枚で同じ書類をもつ書類でもあります。

人的なミスがない限り、その予定通りに介護サービスは提供されるので予定を覚える必要はなく、料金も記載されているため介護サービスの回数変更がなければ『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』を確認することで1ヶ月の料金をいつでも確認することができます。

さらに『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』が読めるようになると、お願いしている介護サービスからどのようなサービスを提供してもらっているのか、またその内訳も把握できるよになり、「どんなサービスを受けているのかわからない」が少なくなります。

介護保険サービスの加算(オプションのようなもの)については別の記事で紹介します♪

今回は『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』について紹介、解説します。

しかも、ここだけは押さえておけばOK👌というポイントも紹介するので是非、見ていってください😄

こんな方の参考になるかも💡

  • 介護サービスの1ヶ月の料金がちゃんと知りたい!
  • サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表に書かれている項目の意味が知りたい!
  • サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表の料金の仕組みが知りたい!
  • 活用方法を知りたい!

結論

サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表に書いている内容がわかると1ヶ月の利用料金が把握できて支出の把握ができて安心できる!

病院に通うとその場で診察代が出て、お支払い。

薬代もほとんどの方はその日に薬をもらう(買う)ことでしょう💡

ただ、介護保険サービスは利用してすぐの料金がわかりません。(でません)

1ヶ月利用した翌月に利用した料金が決定します。(1月の利用料金は2月中旬あたりに請求書が届く)

担当者会議(介護サービスの打ち合わせ)で話し合った予定の通りに介護サービスを受ければ利用料がなんとなく予想できますが、「予定は未定」です(笑)

利用する方の『個人情報』から『ケアマネージャーの事業所名』などの基礎情報から『提供(利用)時間』『サービス内容』『事業所名』『利用する日付・曜日』『月間サービス計画及び実績の記録』『合計回数』こういった1ヶ月の介護保険サービスの予定、お金に関することが網羅されている書類が『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』です。

とてもみにくい表となっているため読み解くのが難儀です(笑)

被保険者やその家族、つまり「利用する側」が『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』についてある程度の内容を少しでも知っておくことでと1ヶ月の料金が把握でき不安なくその月のサービスを利用、変更できるようになります。

是非、最後まで見て行ってください♪

サービス利用票(兼居宅サービス計画)とは

サービス利用票(兼居宅サービス計画)に記載されている内容は大きく分けて二つです。

「基本情報」と「利用予定」

順番にみていきましょう💡

「基本情報」

「基本情報」を分解するとさらにこんなふうに分かれます。

  • 「保険者情報」
  • 「被保険者情報」
  • 「ケアマネージャー情報」

「介護保険情報」

「保険者」の番号や名前(〇〇市や〇〇区)、「保険者確認印」「届出日」

ここは気に留めなくでOKです👌

ご自分でサービス利用票(兼居宅サービス計画)を作成する場合に必要な欄です。この票をご自分で作成することは滅多にありません(笑)

「被保険者情報」

「被保険者情報」は介護保険サービスを受ける方の基本情報が記載してあります。

被保険者番号(介護の番号)、名前、生年月日、性別、要介護状態区分(介護のランク)、区分支給限度基準額、限度額適用期間、前月までの短期入所利用日数

さて(笑)読む気のうせる漢字が連続しているいますね(笑)

簡単な項目はヒュッ!ヒュッ!と避けて行きましょう!

名前、生年月日、性別

これは本人確認ですね!

初めてサービス利用票(兼居宅サービス計画)を受け取る時には確認すると良いでしょう!

次に要介護状態区分(介護のランク)です。

これは現在の要介護度が記載されています。

ここも最初だけ確認すればOKです👍

介護のランク変更(区分変更ともいいます)をした時には表記が変わります。

変更をしているが、まだ決まっていない(現状)介護度と見込みの介護度が記載されます。

「被保険者情報」の最後は「区分支給限限度基準」と「限度額適用期間」です。

噛み砕いて説明すると

「区分支給限限度基準」はここに記載されている単位数いないであれば利用した介護保険サービスの1〜3割が料金となる、上限の数字です。

「限度額適用期間」は「区分支給限限度基準」がいつ〜いつまでの期間利用できるかを記載している欄です。

どうです?(笑)以外と簡単に理解できそうですよね?♪

「区分支給限限度基準」は記載されているポイント(単位)以下であれば介護料金1〜3割で支払えると覚えておきましょう💡

「ケアマネージャー」

さくっと行きます💡

サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表を作成しているケアマネージャーの事務所名、中には作成しているケアマネージャーの名前も載っている場合もあります。

「作成年月日」はサービス利用票を作成した日付

「利用者確認印」はこの月の予定はこれでOKです!と確認印を押す欄です。

「利用予定」

「利用予定」については次の項目を解説します。

  • 「提供時間帯」
  • 「サービス内容」
  • .「事業所名」
  • 「月間サービス計画及び実績記録」
  • 「合計回数」

「提供時間帯」

「提供時間帯」=サービスを受ける時間帯です。

「サービス内容」

このサービス内容には事業所(ヘルパーやデイサービス)一つ一つに多くのサービス内容の名前がついています。

例えばヘルパー:「身体介護1」や「生活援助3」など

デイサービス:「通所介護54」や「入浴介助加算」

福祉用具:「特殊寝台貸与」「特殊寝台付属品貸与」「車椅子貸与」

こういった項目名が記載されています。

一つ一つの解説は今回は割愛させていただきます。

このサービス内容が料金に反映していきます。

「事業所名」

「サービス内容」をどこの事業所が提供するか記載する欄です。

デイサービスで基本サービス(通所介護54)と「入浴介護加算」や「個別機能訓練加算」など複数のサービス内容を記載すると欄が多くなっていきます。

(例)

○○デイサービス 通所介護45
○○デイサービス 入浴介助加算Ⅰ
○○デイサービス 個別機能訓練加算Ⅰ1

「月間サービス計画及び実績記録」

非常に見にくいですがここに1ヶ月の予定回数が記載されます。

さらに見にくいですが「事業所名」の右隣に「日付」「曜日」「予定」「実績」の記載があります。

「合計回数」

「月間サービス計画及び実績記録」の1ヶ月の「予定」「実績」が記載されます。

サービス利用票(兼居宅サービス計画)のまとめ

サービス利用票(兼居宅サービス計画)は1ヶ月の予定を立てることが最大の活用目的です。

毎週、(月)(水)(金)にデイサービスを予定しているが、3週目の(金)は病院と重なったためキャンセル、もしくは別の曜日に振り返る。

いつもの利用日が祝日となり介護サービスを受けることができないため家族が対応する、別日に振り返る。

予定の変更があったときは赤ペンなどわかりやすいもので「月間サービス計画及び実績記録」の「予定」の元々の予定に✖️などし、振り返る曜日に1を記載する。

このように数字を書き直すことでズレや間違いを予防します。

サービス利用票(兼居宅サービス計画)は以上です!

次に2枚目の「サービス利用別表」について見てきましょう!

サービス利用票別表とは

「サービス利用票別表」に記載されていることは数字です。つまり、料金に関わることが記載されています。

数字ばかりでどこになにが記載していて、どういった計算式なのか。

ケアマネージャーの中にもしっかりと説明できない方もいらっしゃいます💦

いろいろな数字、割引後率、給付率など記載されていますが、ここだけ押さえておけばOK👌という場所が一つあります。

ざっと、項目について説明したのちにそのポイントを紹介します💡

左から順に「事業所名」「事業所番号」「サービス内容/種類」「サービスコード」「単位数」「回数」「サービス単位/金額」

まだ続きますが表の左半分のここまでを説明します(笑)

「事業所名」「事業番号」

これは項目名のまんまですね。サービスを提供している事業所の名前とそれを特定するための事業所番号です。

「サービス内容/種類」

サービス利用票(兼居宅サービス計画)であった項目「サービス内容」がそのまま記載されます。

「サービスコード」

「サービス内容/種類」を特定するためのコードです。

「単位数」

「サービス内容/種類」に対し1回あたりの単位数が決められています。

この単位数が料金に反映していきます。

「割引後率%/単位数」

料金割引を行っている場合には「サービス内容/種類」に対する割引率を確認し、割引後の率(割引後率=100%-割引率(%)を)和WAMNETの「介護報酬情報提供システム」などの活用より確認します。

ただ、介護保険サービス料金の割引はめったにありませんので覚えなくてもいいでしょう(笑)

「回数」

サービス利用票(兼居宅サービス計画)の「予定」欄から「サービス内容/種類」のそれぞれの回数が記載されます。

「サービス単位/金額」

単位数✖️回数の単位/点数が記載されます。

 

ここまでが左半分です。

続いて半分より右側の部分を紹介していきます。

「種類区分支給限度基準を超える単位数」

介護保険サービス利用するなかで、どうしても区分支給限度基準額を超えてしまった場合、超えた部分が記載されます。

「種類支給限度基準内単位数」

市町村が種類支給限度基準を定めている場合には「サービス単位/金額」から「種類支給限度基準を超える単位数」で割り振られた単位を差し引いた単位数を記載します。

「区分支給限度基準を超える単位数」の振り分け

「区分支給限度基準を超える単位数」をどこの事業所で計算をするか振り分ける欄です。

「単位数単価」

各地域ごとに地域区分という介護報酬に関係する区分があります。

1級地〜7級地(その他)まであり単位数×それぞれの等級に定められた数値。という計算です。

この「単位数単価」が介護保険サービスの料金に大きく関係します。

「費用総額(保険対象分)・事業対象者分」

介護保険サービス料金は要介護認定(要支援1・2、要介護1〜5)の認定を受けていれば国、市区町村と合わせて70〜90%の保険が適用されます。

「介護保険負担割合証」に本人の負担割合が1〜3割で記載されています。

  • 1割であれば国、市区町村合わせて90%の保険が適用
  • 2割であれば国、市区町村合わせて80%の保険が適用
  • 3割であれば国、市区町村合わせて70%の保険が適用

ということになります。

40歳を超えると介護保険料(給料などから天引きされる)を支払うことになりますが、この支払いが滞ったり、未納、つまり納める額が少ないと負担割合が4割など多くなる場合もあります。

「給付率(%)」

国や市区町村からの給付率が記載されます。

「利用者負担保険/事業対象分」

ここがポイントの項目です!

ここが実際に支払う金額が記載されます。

「費用総額(保険対象分)・事業対象者分」の金額に給付率を乗じた金額がここに算出されます。

「利用者負担(全額負担分)」

ここには保険が適用されなかった金額が記載されるようになります。

「区分支給限度基準額(単位)」を超えていなければこの欄に数字が記載されることはありません。

 

 

「サービスコード」の欄を下の方へ行くと「区分支給限度基準額(単位)」

これはサービス利用票(兼居宅サービス計画)の「区分支給限度基準額」と同じものです。

 

絶対に確認してほしいところ

結局どこを見たらいいんだ~!!となってしまう方に絶対にココだけはみてほしい箇所をお伝えします!

それはサービス利用票別表の一番右下部分です。

上段項目「利用者負担保険/事業対象分」の一番下の項目になります。

ココが介護保険サービスとして利用した際の支払予定となる金額です。

数字だけの記載ですがそのまま○○円と受け取って大丈夫です。

一つ留意点としてはお昼代など介護保険サービスではない料金については記載されないというところをご承知おきください。

『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用票別表』の活用方法

サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用別表は簡単なイメージで言い換えると1ヶ月の「利用予定」と「利用料金」を把握する書類です。

ケアマネージャーと契約していないとこれを自分で作成(セルフケアプランと言います)し行政へ持っていかなくてはいけません。

ケアマネージャーに作成してもらえば、『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用別表』をもとにその月の都合がつかない介護サービスの調整をお願いできます。

まとめ

たくさんの解説をしてきましたが覚えておくといい箇所は『サービス利用票(兼居宅サービス計画)で一つ』『サービス利用票別表で一つです』

『サービス利用票(兼居宅サービス計画)』

サービス利用票(兼居宅サービス計画)は1ヶ月の予定を立てることが最大の活用目的です。

病院や家族との外出などプライベートの予定を確認しましょう!

サービス利用票別表

表の右下にある箇所、「利用者負担(全額負担分)」び合計数値を確認しましょう!

ここが介護保険サービスとして利用した際の支払予定となる金額です。

数字だけの記載ですがそのまま○○円と受け取って大丈夫です。

お昼代など介護保険サービスではない料金については記載されないというところは気を付けてください。

 

 

ケアマネージャーからもらう書類に重要性を感じにくい方は多いのではないでしょうか(笑)?

きっとサービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用別表もその書類の一つだと思います。

一か月の介護保険サービスがどれくらいかかるのか、気にならない方はいないと思います。

国が作ったシステムですから複雑な計算になっているのは想像がつくと思います(笑)

複雑な計算になってはいますが、皆さんでも、理解しやすい計算や言葉もあります。

介護サービスはほとんどの方が利用すると想定されるサービスです。

今回の紹介、解説で『サービス利用票(兼居宅サービス計画)・サービス利用別表』の中身が読み取れるようになってもらえると嬉しいです😄

 

 

 

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