介護と聞くと、多くの人が
「大変さ」「孤独」「責任感」「ストレス」
といったネガティブな印象を持ちますよね。
これらに加えて【お金】についても不安を
覚えるのではないでしょうか🤔
介護と比較される育児には
終わりがみえますが、
介護は終わりが見えにくい。
「リハビリをしても歩けるようにならない」
「年金と貯蓄に不安を抱える」
毎日が苦痛や不安の繰り返しで💦
介護生活には費用がかかります。
でも【お金】だけではなく、
もう一つ重要な要素があります。
それは【価値観】
今回の結論のひとつです^^
【お金】と【価値観】の考え方を
十分に理解して介護される、する。
この二つの関係、考えを深掘りしていくことで後悔しにくい最後を、いや!満足いく最期になるかもしれません^^
と・く・に【価値観】は非常に重要です!
この記事はこんな方におすすめ
- そろそろ介護が始まりそう
- つらい介護をしている
- お金の使い方がわからない
- 後悔しない介護を知りたい
- どんな考えで介護をすればいいかわからない
この記事では介護における
【お金】【価値観】の考え方について
詳しく解説します🎵
この2つを整理することで、介護そのものが
楽になる!!!わけではなく(笑)
介護の受け止め方が変わり、
心に余裕が生まれます^^
「歩けなくなったら大変」
「体重が減ってるから食べさせなくちゃ」
「なんかい言ってもダメ」
こういった感情が整理されます。
介護に対する新しい【価値観】を持つことで
後悔しにくい介護ができるということです🎵
自分のことにもっと時間を使う余裕できます^^
団塊世代が高齢者になることで起きる
『2025年問題』
結婚、育児に加えて親の介護なんて😱
今のうちから介護リテラシーを高めていくことが大切です✨
介護で考える大切なこと
- お金のこと
- 介護の価値観
ー目次ー
介護の【お金】事情 予期せぬコストも想定する
介護はただでさえ感情的なプレッシャーが
大きいイベント。
さらに経済的な負担も加わると家族にとって
大きなダメージです💦
介護には毎月約16,000円、
それ以外の費用は
約34,000円がかかるとされています。
合計で50,000円の支出。
中央値ではこれが約33,000円。
※中央値:平均の中のだいたい真ん中あたりのデータ
この34,000円はなに?🤔と思いますよね。
高齢者の主な支出をご覧ください。
高齢者の支出項目
- 医療費(薬代含む)
- 住宅ローン
- 生活用品(消耗品)
- 食費
- 交通費
- 娯楽費
- 保険料
要は普通に生活する上での費用。
医療費や交通費が34,000円の内訳です。
ただ、個人差は大きく、状況によっては
この金額、以上にも以下にもなります。
じつは介護にかかる【お金は】ある程度、
予期できるんです。
簡単な説明になりますが、
対策も紹介します^^
介護の【お金】は予期できる!?
「え!?」とか「は!?」とか「😳」こんな声、顔になってますか(笑)?
『介護保険サービス』を利用したときの
「保証」が決まっている。
これが理由であり、答えです💡
要介護のランクによって
自己負担額の上限が決まっています。
だから介護にかかる【お金】は
予期できると言えるんです。
(要介護度別の費用について、別記事作成)
利用した介護サービス費の1〜3割を支払い、
残りが『介護保険料』から「保証」されます。(図の7〜9割の部分)
(自分の介護負担はどれくらい🤔?確認方法を紹介!記事作成中)
1割負担の人が、要介護1と認定された場合の
最高自己負担額は約4,000円。
「保証」される金額の最高は約12,000円。
要介護度によって「保証」される
上限が決まっているんです。
(自己負担が決まっている)
だからある程度、介護の【お金】は
予期できるんです。
(ひと月の介護コストを事例を用いて解説!!記事作成中)
====
風邪をひいて病院に行くとき
「だいたい3,000円くらいかな〜」と
検討をつけますよね。
自己負担の額を予期(予想)してるはず。
介護はこの自己負担額について認知や知識が浅いので、どれくらいの費用になるかわからず不安になるんです。
誕生日を迎えることが楽しい感覚も
40歳を迎えると悲痛になります(笑)
そう😢40歳を迎えると「介護保険料」の
支払いが始まります(笑)
「介護保険サービス」には「保険」と
ついているので「保証」される額が無限ではないんですよね😖
前向きに捉えると40歳をきっかけに
自分の介護について考え始めるきっかけですかね🎵
(対策)健康寿命を伸ばす
介護費用を減らす一つ目の方法は、
健康寿命を伸ばすこと💡💪🍽️
運動、食事、定期的な健康診断などを通じて、健康を管理します。
高齢者の運動におすすめなのは
ウォーキング🚶
下肢筋力、体力の維持を目的にしますが、
習慣化することも目標にします。
高齢になるとできないことばかりが目立って
きますが、習慣化されているということは
「継続」することができている。
習慣化は、自分にはまだできることがある!
という、自信につながるんです^^
継続するってほんと難しいんです(笑)
ぜひ、毎日、決まった時間にウォーキングをしてください^^
介護保険サービスではデイサービスや
デイケアを利用することも健康寿命を
伸ばすことに有効です。
運動をして、人とも交流する。
通うタイプの介護サービスは一石◯鳥にも
なるお得なサービスなんです😄
(デイサービス・デイケアはどんなところ?記事作成中)
(対策)介護の減額制度を利用する
もう一つの解決策は、
介護の減額制度を活用すること。
ケアマネージャーなどの専門家は、
さまざまな減額制度や助成金に精通しています。
👨👩「いまの状況に適用する減額制度はありますか?」と尋ねてください^^
意外と説明を忘れているケアマネいます(笑)
減額制度など活用すると
長期で計算すれば費用を大幅に削減できる
場合があります。
自治体によっては独自の助成制度を
設けています。
地域の情報にも要チェックです!
(読むとさらに知ることができる!介護保険サービスの減額制度を解説!記事作成中)
自治体の代表的な助成制度
- 高齢者介護支援金
- 介護用品購入費用補助
- 在宅介護サービス利用者への補助
- オムツ給付助成金
- 独自の高齢者福祉サービス助成
などなど
(読むとさらに知ることができる!自治体の代表的な助成制度を解説!記事作成中)
障害者手帳を活用した助成制度
- 交通機関の割引制度
- 税制上の優遇措置
- 公共施設の入場料割引
- 医療費の自己負担軽減
- 駐車場料金の免除制度
- 介護サービス利用時の費用軽減
- 福祉用具の購入・レンタル助成
- 住宅改修費用の助成
などなど
介護の【価値観】を形成で感情が安定する
「介護の価値観?🤔」とイメージできない方がいらっしゃると思います。
介護の【価値観】を持っておくことで後悔しにくい介護ができるんです^^
介護を受ける本人は、
介護状態になったらどう生きたいのか。
(どう過ごしたいか)
家族はどう生きてほしいのか。
(過ごしてほしいか)
これを考えることが介護の【価値観】です。
よく相談される話があります。
よく相談されること
- 認知症になったらすぐに施設入所?
- がん末期と診断されたら
病院で最期?自宅で看取る? - 在宅介護はいつまで続ける?
- 口から食べられない。
お腹に管をとおす?
どれも答えの出しにくい相談ですね🤔
認知症で考えてみます💡
(登場人物)
👵:本人
👨:息子
ケ:ケアマネ
デ:デイサービス相談員
👵「認知症になっても、家で過ごしたい」
👨「服薬を忘れるし、家でやっていくなんて無理」
ケ「面倒をみるのは家族だから家族の意見を尊重をする」
デ「いっしょのテーブルの方と楽しそうにおしゃべりしたり、トイレ、お風呂も問題ないです。着替えだけお手伝いが必要です」
なるか予測がつかないため
「無理」と考えるます。
ただ、デイサービスの方から
有益な情報がありました💡
トイレ、お風呂は問題ない。
着替えだけ手伝いが必要。
在宅介護をする家族が
施設入所を決定づける介護に
『トイレとお風呂問題』が上がります。
この二つがクリアできているなら、
家族の精神的苦痛はなんとかなる
かもしれません。
解決の提案例
- 要介護2
- ヘルパー訪問(服薬管理):
1日一回 - デイサービス
(風呂・運動・社会参加):週一回
要介護2であれば
ヘルパー1日一回、
デイサービスを週一回利用できます。
毎日、誰かが関わるわけですから
この介護サービスプランであれば
自宅での生活がやっていけそうですね^^
どこが価値観のはなし🤔?
と、疑問に感じたかもしてません。
本人の「家でやっていきたい」は価値観。
家族の「家でやっていくのは無理」は感情。
本人にどのように過ごしてほしいのか、
家族自身はどこまで介護ができるのか。
後悔しないために介護をするために
【価値観】と感情を分けて考えることが
ポイントです^^
小さな成果と目標達成で生活の満足度を満たす
ここのテーマの結論、
『なんでもいいから目標を立てる!!』
ほんとなんでもいいんです🎵
いや、どんな目標にしていいか
わからないよ💦と、いう方のために
高齢者、要介護認定を受けているひと向けに
具体的な目標例を提案します😉
具体的な目標例
- 若い時に行きたかったところに行く
- パートナーともう一度
思い出の場所に行く - 孫、ひ孫へ会いに行く
- コミュニティの定期開催に
必ず参加する - 夏祭りに行く
- 月に一度、カラオケに行く
- 行きつけの飲食店へ行く
- 毎朝、6:30に15分散歩する
- 月に一回、ボランティア活動をする
などなど
歳をとってくると、できることが
少なくなってきますよね🙇♀️
できることが少なくなるというのは、
なにかを達成する機会が減っていくこと。
仕事をしていたころは、
「今日も仕事終わった〜!」
という達成感がありました。
退職後のシニアライフを
満喫していたときはいいですが、
身体能力は徐々に低下。
外出頻度が少なくなる、
買い物も行きにくくなる、
耳・目が悪くなり人とコミュニケーションが
とりにくくなり、たのしい時とは違う
自分がどこか別世界にいるような
感覚になってきます。
なにもかもが右肩下がりな状況に
なってくると、自分自身が大切にしていた
人生の価値観を忘れてしまうんですね。
若い頃はおだやかな老後生活を送っている。
と、想像していたけれど、
要介護状態になった自分は想像できなかった。
想像しきれなかったまま、要介護状態を迎え
これからのことを考えたくもない、
考えられない状態になる方が多いです。
具体的な目標例をいくつか挙げましたが、
この目標を達成するにも目的があります。
それは『欲を満たすこと』です🎵
小さな目標の先には大きな目標があって、
大きな目標を達成する(したい)先には「欲」を満たしたいがあります。
小さな成果(目標)の達成と
大きな目標を達成、
そして「欲」を満たすことで
絶対に生活の満足度は変わります。
ぜひ、明日から!
いや、今日から!
いや、今から!!
満たしたい欲求をパートナーや息子、娘、兄弟姉妹、友人に伝えてください🎵
長期的な視点が介護には重要
長寿大国の日本。100歳まで生きると
言われてるこの時代に、介護がいつまで
続のくか想像したくありません。
介護が必要と考えられる平均期間を
生命保険文化センターが調査したデータを
引用してご紹介します。
世帯主、または配偶者が
要介護状態になった場合
介護が必要と考えられる平均期間は
『15年と1ヶ月』です。
この数字長期化してるみたいです。
前回のデータでは
『13年と11ヶ月(約14年)』なので
2年も伸びています💦
参考:2021(令和3)年度
「生命保険に関する全国実態調査(速報版)」(2021年9月発行)
仮に施設入所して、直接的な介護が
なくなっても気を抜くことはできません💦
施設入所しても、なにかしらの判断・決断は
家族に求められることがほとんどです。
施設入所したあとも介護の価値観については考えをもっていてほしいです^^
介護の平均期間が『15年と1ヶ月』
この介護期間、
何を考えて準備したらいいのか🤔
7つ提案します!
介護のガイドライン項目
- 介護費用の予想
- 健康状態の管理
- 住環境の見直し
- 介護サービスの変化
- 家族関係、家族のサポート体制
- 感情の変化を受け入れる
- 法的、行政的な手続き
介護費用の予想
介護保険制度がはじまって20年以上となりますが、「介護ってどれくらいかかるの🙇♀️?」
という疑問、不安はに続いています。
記事冒頭
⦅介護の【お金】事情 予期せぬコストも理解する⦆
こちらをひとつの参考としてください🎵
価値観を考慮しながら介護費用を予想するといいです^^
介護状態になると、価値観が変わる可能性もあります。
なにをしたい(過ごしたい)を今、簡単に
想像しておくだけでも今後に活かせます!
健康状態の管理
介護状態になったということは、なにかしらの病気にかかっているということ。
健康を意識して
定期検診、健康診断、人間ドッグをおすすめします。
早期発見、早期治療で悪化を防ぐことは十分に可能です^^
毎年、何月に健康診断をうける。
と自分と約束しましょう🎵
すでに介護をされているのであれば
定期受診されているので、それでOKです😄
住環境の見直し
老いていくのは
人間だけじゃないんですよね🤔
ともに暮らしてきた家、家具もいっしょに老いていきます。
持ち家だと金銭的、感情的にも
環境を変えることは難しいです。
記事の目次1.3
⦅(対策)介護の減額制度を利用する⦆
こちらで紹介した『住宅改修への保険適用』を覚えておきましょう😄
住宅改修の概要
- 20万円までの工事であれば
- 2万円〜6万円が自己負担額
1割負担の方が20万円ぴったりの工事を
したら2万円を工事費を支払います。
(20万円の手すり工事を2万円で済ませる方法を紹介解説!!記事作成中)
信用・信頼できるケアマネを見つける
介護が始まると、介護保険サービスを
利用する方がほとんどです。
主な介護保険サービス
- 訪問介護(ヘルパー)
- 訪問入浴
- 訪問看護
- 訪問リハビリ
- 福祉用具
- デイサービス(通所介護)
- デイケア(通所リハビリ)
- ショートステイ(短期お泊まり)
- 小規模多機能型
- 介護保険施設(特養など)
などなど
これらは介護保険を適用した
代表的なサービスです。
介護保険を適用して介護サービスを受けるには『ケアマネジャー(以下:ケアマネ)』に
紹介、書類作成などをお願いします。
介護保険サービスの利用が始まると様々な
ことをケアマネに相談することになります。
介護保険界の医者のような存在ですね^^
地位は医者と全然違いますので誤解なきよう
お願いします(笑)🙏
介護に関してなんでも話せる第三者が
いることは心強く、精神的な安定につながります。
今からケアマネの知り合いを見つけておきましょう🎵
あわせて読みたい記事
ケアマネージャーへはなにを相談していいの?ケアマネージャーって実はとても頼りになる存在!相談しないと損!
家族関係・家族のサポート体制
介護はチームでやらないと絶対に成功しません。(断言!)
家族関係は多様で、全ての人に当てはまりませんが下の項目を参考に、家族の役割分担を参考にしてください^^
家族の役割
- 直接的な介護
- 間接的な介護
- 意思決定の支援
- 経済的サポート
- 病院関係のサポート
- 書面サポート
- 法的、行政手続き
- 情報収集
- 緊急時の対応
などなど
できれば介護が始まる前に家族で役割を決めておきます。
介護が始まって、家族に相談しにくい場合は
ケアマネに仲介してもらうといいでしょう😄
仲介に入ることを拒むケアマネは良いケアマネとは言いにくいです🤔
家族の感情変化を予測する
歳をとっていくことで、いろいろなことができなくなる。
これにより感情の変化が起きるのは本人だけではないんですね🤔
家族も複雑な感情・心境になります。
何もできなくなっていく親に
喪失感を感じながらも、介護負担が増えていくことでのイライラ。
責任感がストレとなり、もっと親孝行ができたんじゃないかという罪悪感。
これらのことを考える心配と不安。
さまざまな感情が現れてきます。
『介護うつ』という言葉もできるくらい、
介護は心身に大きな負担をあたえるイベントなのは事実です。
どんな時に、どんな感情になるかを予想。
回避できそうな対策を考えます。
しんどくなってきたら家族の役割分担を
見直して対策です^^
(介護がはじまったのに頼れる人がいない人が読む記事。作成中)
法的、行政的な手続き
介護状態になると、法的、行政手続きが
できなくなってきます。
手続き場所まで行けない身体になるということもありますが、
(認知症でなくとも)認知機能の低下による判断・決断能力の低下から、手続きが適切にできないからです。
主な手続き項目
- 介護保険にかかる申請
- 病院関係の手続き
- 行政(役所)の手続き
- 相続手続き
- 不動産手続き
- 葬儀の手続き
- 親族、友人などへの連絡
などなど
直接の介護だけでなく、ちょー面倒な手続きもあります。
よくて1日がかり、長いと数ヶ月かかる手続きもあります。
ここも家族と役割分担、また介護保険にかかる手続きであれば9割はケアマネが代行してくれます^^
(まとめ)100%満足いく最期はない。『道中』が大切
100%満足いく最期を迎えるひとはきっといないでしょう🤔
計画通りにことをすすめられる人なんて
いないですからね。
満足のいく最期が迎えられなくても、
後悔しにくい最期を迎えることはできます!
最期をどのように迎えるかも大切ですが、
『道中』を大切にすると
「やれることはやった!」と努力に対して満足できます🎵
がん末期の親を自宅で看取る家族が医者にいいます。
「痛みがないようにしてほしい」と。
もちろん、とっても大切なことです。
終わりよければすべてよし。ではなく、
悔いのない最期を迎えるために【価値観】を考えてほしいんです。
じゃあ、後悔することってどんなことでしょう🤔?
〔人生の最後に後悔することリスト〕
をつくりましたので参考にしてください^^
人生の最後に後悔すること
- 家族や友人との時間
- 素直になればよかった
- 挑戦すればよかった
- 感謝を伝えたい
- 仕事ばかりになってしまった
- 健康に気をつければよかった
などなど
どうでしょうか🤔?
自分の最期を想像した時、どんなことに価値の重きを置きますか?
よ〜くみると【お金】のかからないことだと気づきませんか?🎵
人生の最期、やらなかったことに後悔することには
【お金】がかからないことが多いんです。
【価値観】を見直しておくとすぐにでも
できることたくさんあります。
今できることはすぐやる!!
後悔しないために!!
この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます^^
この記事をきっかけに、
【価値観】について見直しができて
後悔しない人生の一助になれば嬉しいです^^