こんにちは♪ ちば君です!
ー目次ー
👵はじめに👴
今回は介護休暇・介護休業・介護休業給付金
この三つについて紹介、解説していきたいと思います。
団塊世代の方達が一気に要介護状態になる時代に突入し、その家族は仕事と介護の両方をバランスよくこなさなくてはいけなくなっています。
会社へ家庭の事情でただ仕事を休む。だけのとなると、会社もなにかあるか?と理由がわからない休みに心配するでしょう。
新型コロナウィルスによる営業の停止、酒類の販売停止、時間制限、人数制限など、新型コロナウィルスが要因で仕事ができないということは、理由がはっきりしています。
営業の停止・休業、休校など、休み対する理解、賛否はさまざまだと思いますが、休みの理由が「忌引き・インフルエンザ、新型コロナウィルス陽性、濃厚接触」など休みに名前がついていると、どのような理由で休んでいるのかが把握できるようになります。
就労している方は公的な名前がついていると、仕事を休んでも多少の手当て(給料の補償)が必ず付くと思うかともいるかもしれませんが、必ず手当てがつくわけではありません。
今回紹介、解説する『介護休暇・介護休業』は無給だとしても取得する目的、意義は十分にあると僕は考えています。
是非、最後まで読んでいただき、『介護休暇・介護休業』を活用する目的や意義を知ってもらい上手に活用してください😁
こんな方の参考になるかも💡
✅介護が理由で仕事を休みにくい
✅介護と仕事の両立で悩んでいる
✅どのように仕事を休んでいいかわからない
✅介護が理由で仕事を休むと無給になって生活が心配
✅介護休暇・介護休業で仕事を休んでどんなメリットがあるか知りたい
結論
今回は介護休暇・介護休業・介護休業給付金についての紹介、解説になりますが上手な活用方法について僕なりの結論を先にお伝えします。
短時間、短期間の介護休みは『介護休暇』を取得☝️
長期期間の介護休みは『介護休業』を取得☝️
それぞれに活用目的が異なる内容になっています。
それぞれの制度について取得日数や申請方法など基本的な知識を紹介しますので内容を整理してください♪
その後、それぞれの制度についての活用方法の例を紹介したいと思います♪
一覧で確認したい方はまとめまでジャンプしてください♪
介護休暇
介護休暇の特徴は日数が短いというところです。
日数
一年で5日間
※1時間単位で利用可能
※当日の申請の可能
対象者が2人以上のの場合、1年で最大10日間
申請方法
会社へ口頭、又は文書で申請
利用できる人
1、雇用期間が6ヶ月以上
2、要介護者の家族を介護している
家族の範囲
父母・祖父母・兄弟姉妹・子(法律上の親子関係がある子のみ)・孫・配偶者(事実婚を含む)・配偶者の父母
給料(手当て)
法的規定はなし
会社により異なる(手当のある会社もある)
ちば君の利用見解・利用例
介護休暇は1年で5日間という、非常に短い日数しか設けられていません。
ですが1時間単位で申請が可能という部分をメリットにして利用していきましょう!
(利用例1)
病院受診の日時予定が予め把握できているのであれば、その時間帯のみに介護休暇をあてる方法が上手な利用方法ではないでしょうか♪
(利用例2)
ケアマネージャーや訪問介護、デイサービスなどといった介護に関する話し合いの手続き、打ち合わせにも活用できます♪
介護休暇には「介護」という言葉が入っていますが、直接介護をするためのみだけに利用できる制度ではなく、事務的な介護(契約や打ち合わせ)にも利用することができます♪
介護休暇は労働者の権利として「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」で定められています。
後ろめたく利用する制度ではなく、制度があることで会社に相談できるという考え方で話を持ちかけるのはどうでしょうか♪
お給料については無給というところがなんとも惜しいところですね。
この休みの制度は休んでいる目的がわかるということ。
ここは割り切って制度を利用することにしましょう。
介護休業
介護休業は休み期間が長期となるところが特徴的です。
日数
介護休業は介護される人1人につき通算93日まで、これを3回まで分割して取得(利用)することができます。
介護休暇の1年に5日までといった日数に比べ、介護休業は通算で93日と長い日数を設けられています。
そのため、長期的に介護をすることを目的とした休みの制度として活用することになるでしょう。
申請方法
勤め先の会社ヘ介護休業として休みたい日の開始2週間前までに書類を提出します。
介護休暇と違い長期的に介護の休みをとることから書面での申請が必要と覚えておくといいでしょう!
利用できる人
ここも介護休暇と異なる部分があるのでしっかり区別しましょう!
雇用期間が1年以上であり、要介護者の家族を介護している
介護休業制度の利用後、6ヶ月以上の雇用期間が継続している。
家族の範囲
父母・祖父母・兄弟姉妹・子(法律上の親子関係がある子のみ)・孫・配偶者(事実婚を含む)・配偶者の父母
給料(手当て)
介護休業の給料(手当て)については介護休暇と同様です。
法的規定なし
会社により異なる(手当がある会社もある)
条件を満たすことで雇用保険から『介護休業給付金』が支給されます。こちらは次の介護休業給付金で解説します。
ちば君の利用見解・利用例
介護休業は介護休暇と異なり長期介護を見越して休みを取得する制度です。
介護休暇は一時的、突発的な介護の休み・介護休暇は長期的・計画的に取得する制度です。
介護休業制度は介護による離職にブレーキを掛ける制度です。
介護による離職が問題視されてきている日本です。理由が曖昧、はっきり知られていない長期休みよりも休む名目がわかることで理解がしやすくなります。
『介護休暇』は突発的、『介護休業』は計画的がポイントです!
(利用例1)
家族の介護が始まる半月~1ヶ月で利用し、介護保険サービスのスタートを整えるための取得目的です。
介護保険サービスが始まるときはとにかく忙しいです。
初回相談、契約、見学、担当者会議(介護サービスの打ち合わせ)など
自分の生活だけでも忙しいのにスケジュール調整の連絡、いろいろな確認の連絡で携帯電話が手放せなくなるかもしれません。
仕事をしながらだと仕事中に介護関係の人から、確認の着信があっても出られなかったり、折り返そうにも相手の営業時間が終了して連絡が取れなかったり。
息つく暇もない感覚になるかもしれません。
なんでも最初が肝心と言います。介護休業を取得し仕事の事はいったん忘れ、腰を据えて介護保険サービスの開始を整える方法もおすすめです。
(利用例2)
(利用例1)とは真逆の状況です。
ガン末期、危篤状態など余命が残りわずかとなったときの1ヶ月などに取得し最後の最後を介護する目的で取得する方法もおすすめします。
仕事はもちろん大事なんですが、家族の最後に関わることもやっぱり大事です。
人の最後、いろいろな目が見えない、手を握っても握り返さないなど、身体のいろいろな機能が機能しなくなっても聴覚だけは最後まで機能していると聞きます。
最後の最後までその人への想いを伝えるのも介護だと思います。
直接的に身体の介護をしなくても話しかけるだけでも素晴らしい介護です。
悔いのないように最後を締めくくるため、介護休業制度を活用するのもおすすめの活用方法です。
介護休業給付金
介護休暇・介護休業ともに無給が基本ですが、介護休業に限り、一定の条件を満たすことで給付金を受け取ることができます。
介護休業給付金は介護のために仕事をやむを得ず休むことになり、収入が減ってしまう。そんな経済的な負担がある方へ負担を軽減するための制度です。
申請できる人
1,雇用保険に加入している人(※31日以上の雇用が見込まれている、※1週間の労働時間が20時間以上)
2,2週間以上の休業(介護)が必要な場合
3,介護休業後は仕事を再開すること
申請方法・申請時期
介護休業給付金はの申請は面倒というよりは、期限までに申請を忘れない!というところを押さえましょう!
介護休業開始日の2週間前までに必要な書類を会社へ申請。(※希望する場合は本人がハローワークへ申請手続きを行うことも可能)
介護休業が終わった次の日から2か月後の月末までに「介護休業給付金支給申請書」と「雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書」の二つを申請。
万が一、事情により申請期間中に申請が間に合わなかった場合でも、救済措置があります。
介護休業が終わった次の日から2年後が介護休業給付金受給の時効となっています。
この2年間の間であれば申請を行うことができるので安心してください。
給付金額
介護休業給付額の計算方法
休業開始賃金(日額)×支給日数(最大93日)×67%=給付額
正確な金額は「休業開始賃金(日額)×支給日数(最大93日)」の部分で変わります。
目安としては以下の通りです。
✅平均して月額15万円程度の場合、支給額は月額10万円程度
✅平均して月額20万円程度の場合、支給額は月額13.4万円程度
✅平均して月額30万円程度の場合、支給額は月額20.1万円程度
留意点
給付金の受け取りは介護休業後!
介護休業終了後の翌月から2か月までに申請し、支給決定から1週間ほどで口座に振り込まれます。
介護休業給付金制度の利用は一度きり
介護休業給付金制度の利用は介護者一人に付き一度きりです。
被介護者が変われば、同じ介護者であっても介護休業給付金制度の利用は可能です。
また、被介護者に対し介護する人が別の人でもその人(別の人)が介護休業給付金制度の利用が可能です。
まとめ・感想
まとめ
『介護休暇・介護休業』の違い、ポイントを押さえて表にまとめたのでご覧ください!
介護休暇、介護休業は同じ介護に対する公的な休みですが、休み方が異なります。
それぞれメリット、デメリットがあるので介護状況に応じて活用するといいでしょう♪
感想
介護は家族のなかで大きなイベントの一つです。
まだまだ会社に対して介護で仕事を休むことの申し訳なさ、後ろめたさを感じる方もあるかもしれません。
少しこっぱずかしいですが、介護は育児と同等で人から受けるために必要な愛であるとも本気で思っています(笑)
あかちゃんのように抱っこはしませんが、手を握る、身体に触れる、声を掛ける、ただただその場にいる。
そんなに難しいことじゃない気がします。
積極的に介護休暇、介護休業を活用することで会社に勤務する人たちも自分の番が来た時には活用しやすい空気になります。
空気にとどめず、必ずと取得する慣習にしてもいいくらいです。
そのためには積極的に活用し、上手な介護LIFEを過ごしましょう!
このブログについて🍀
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