こんにちは♪ ちば君です♪
今回は
【元気なおばあちゃんが寝たきりに!?初めての家族介護がバタバタ!?】
こんなテーマで実際にあったことを紹介していきたいと思います。
高齢の方なので「おばあちゃん👵」と表現しています♪読者さんによって母親や祖母といった目線でご覧ください♪
ー目次ー
今回のブログはこんな方のためになるかも♪
- 突然の在宅介護でなにをしたらいいかわからない
- 寝たきりの高齢者を介護する
- 医療管理をしなくてはいけない
- 家族が中心になって介護したい
- 訪問診療を受けたい
- 訪問看護を受けたい
1、おばあちゃん👵はこんな人
こんなおばあちゃん
- 👵90代前半
- 👵心疾患がある
- 👵家族、遠方の親戚に好かれている
- 👵物静かな性格
- 💪リハビリ型デイサービスに通っている
- 👵家のことは自分でできている
- 👬近隣に長男・次男家族が住んでいる
早朝に自然と目が覚め、ベッドの中でぼーっとすることから1日が始まります。
朝ご飯はだいたいがご飯とおみおつけ、おしんこ。旦那さんの仏壇にもご飯を装います。
時々、家族が買ってきた菓子パンを食べます。
ご飯を食べながらなんとなくテレビを見ます。
好きなニュース番組はありません。NHKをかけることが多いみたいです。
ご飯を食べ終えるのが大体8:00くらい。
洗濯機を回し、朝ごはんの後片付けをしてまたテレビをぼーっと見ます。
洗濯機が止まったら、干すのですが物干し竿が縁側から体をのりだして届く位置にあります。
安定して干せているようですが、そのまま前に転落したらと想像すると、すぐにでも干し方を変えて欲しいと感じます(笑)
洗濯物を干し終わるのがだいたい10:00過ぎ
そこからまたまったりとテレビ視聴を再開
時々、掃除をします。
あまり趣味はなくぼーっと1日を過ごすことがほとんどですが、週に2回リハビリ型のデイサービスに通います。
おしゃべりが得意でないとおばあちゃん👵は話しますが利用中は他の方とコミュニケーションを取り元気にお喋りしているみたいです♪
デイサービス豆知識
ほとんどのデイサービスでは「連絡帳」を用意してくれます。
その日の血圧、食事量、運動した内容、利用中の様子などが簡単に記録されています
昼食、夕食も自分で用意します。
買い物は家族に任せますが、欲しいものを伝え、お金は自分の財布から出します。
頼りすぎず、自立心を持っていますね♪
夕食後にお風呂に入ります。
なんでも一人でできているおばあちゃん👵ですがお風呂は心配なので家族の見守りでお風呂に入ります♨️
見守りといってもすぐそばではなく、何かあった時のために隣の部屋にいてもらうくらいです。
お風呂に入ったら体が暖かいうちに布団に入り就寝です。💤
2、元気なおばあちゃんが寝たきりの状態に
ある日トイレで倒れていたところを家族が発見。
声をかけると返答はありますが、呂律が回らない様子。
ベッドまで運ぶと、寝不足になるよな生活はしていないのにあくびを繰り返したました。
嫌な感じだったため、救急車を要請、近くお総合病院へ運ばれ『脳梗塞』の診断で入院となりました。
高年齢であったため、手術はせず点滴加療を進めました。
一命は取り留めたものの、左半身麻痺で動かすことができず、嚥下(飲み込み)が困難となり、顔の表情は乏しく、コミュニケーションが取れなくなってしまいました。
入院中、リハビリを行い簡単なコミュニケーションが取れるまで回復することができました。
ですが、口から食事を摂ることができないため胃へ直接栄養を送る、経鼻経管栄養を進めました。
経鼻経管栄養について豆知識
経鼻経管栄養は手術の必要がなく、いつでも止めることができます。
経鼻経管栄養を行い、嚥下訓練をして口からの食事を再開も見込めます。
3、在宅療養を進めるまでの気持ちの確認
点滴加療、リハビリを進めましたがこれ以上に状態の改善が見込めず、施設か家族介護の選択となりました。
家族から愛されているおばあちゃん👵です。家族はすぐに自宅での療養、家族介護を選びました。
在宅療養、介護を行う上で病院から家族へ指導、助言がありました。
「経鼻経管栄養の管理」「リハビリ方法」「おむつ交換」「清潔保持(入浴)」「体調管理」などなど
寝たきりに加え医療管理が入ると精神的不安が倍増します。
ここまで、ケアマネージャーを担当していたちば君は病院関係者、家族と適宜連絡を取り合い、事前に必要になりそうな在宅医療サービス、在宅介護サービスについて意見交換を行い事前準備を進めていました。
病院関係者から予後について、家族が心配していることについて、必要と思われる在宅サービスについて。
家族から在宅介護を行うにあたり、不安・心配なことについて、おばあちゃん👵が(と)どのような在宅生活を送りたいか。
一度だけでなく、適宜、何度も意見交換を行い、家族の心境の変化を確認しました。
肝心の本人の気持ちについてです。
以前、肺に水が溜まったことがあり入院した経験がありました。
この時におばあちゃん👵は「病院はいやだね、さみしい。死ぬなら家で死にたい」と話していたことを家族から聞き取ることができました。
4、在宅療養生活を安心して送るためのチーム編成
おばあちゃん👵の「病院はいやだね、さみしい。死ぬなら家で死にたい」を尊重し自宅へ帰ってくることになりました。
「経鼻経管栄養の管理」「リハビリ方法」「おむつ交換」「清潔保持(入浴)」「体調管理」など不安、心配を取り除くため次のようなチームを編成しました✨
訪問診療 | 「体調管理」を基本とし主治医の意見を軸にしてリハビリ、介護行います。 |
訪問看護 | 「経鼻経管栄養の管理」「体調管理」「家族への介護指導、助言」主治医と家族の間に立つ医療従事として頼りになるポジションです。 |
訪問入浴 | 週に一回「清潔保持」を目的に導入しました。 |
福祉用具 | 寝たきりとなると褥瘡(床ずれ)の懸念、介護者をのことを考慮すると介護用ベッドの導入が適切です。 |
訪問リハビリ(医療保険) | 利用していた、デイサービスが医療保険で訪問リハビリを展開していたため、リハビリについてはそちらに週3回、お願いすることになりました。 |
「寝たきり」の方を家族が介護する。ということを考慮すると1日一回は訪問介護(ヘルパー)が訪問し家族の介護負担を減らすことも検討します。
ですが、おばあちゃん👵の家族は自分達がチームの中心となりたいという熱意があったため、今回はあえて訪問介護(ヘルパー)はチーム編成に組み込みませんでした。
5、療養生活の開始
チーム編成後、退院当日に集まり療養生活をどのように送るか、お手伝いするかの打ち合わせをし在宅生活の再開です。
1日3回の食事(経鼻経管栄養)を家族が行い、看護師の助言のもとおむつ交換、皮膚トラブルを解決していきます。
週に一回、訪問入浴が来てお風呂に浸かります。この時は意識がはっきりし「気持ちがいい♪」お風呂から出ると「寒い」など感想を話してくれました。
コミュニケーションを取るにはおばあちゃん👵の調子次第でしだいですが、外からの刺激があると返答してくれることが多かったです。
週に3回、訪問リハビリが入り、麻痺している左半身、健常の右半身に偏りがないようにストレッチなどを行います。時々、端座位(体を支えて)になり体幹を使うようなリハビリも試みました。
主治医は月に2回、訪問しそれぞれからの近況報告を受け、皮膚トラブルが改善しなければ塗り薬を、便が出にくければ下剤を処方するなど治療方針を決めていきます。
家族の積極的なコミュニケーションが幸いし、おばあちゃん👵の調子の良い時が多くなってきました。
その後も状態、状況は変わらずでしたが実は入院中あと2、3ヶ月しか持たないかもしれないと担当医から家族へ説明を受けていました。
それが半年以上経っても状態は悪化せず、維持しています♪
まとめ
今回は
【元気なおばあちゃんが寝たきりに!?初めての家族介護がバタバタ!?】
というテーマについて次のようなことを紹介してきました。
- おばあちゃん👵はこんな人
- 元気なおばあちゃんが寝たきり状態に!?
- 在宅療養を進めるまでの気持ちの確認
- 在宅療養生活を安心して送るためのチーム編成
- 療養生活の開始
今回の家族には在宅介護をする覚悟はありましたが、医療管理があったためなにをどのよう管理したらよいか、どのように介護をしたら良いかわからず心配を不安がありました。
病院関係者から家族へ在宅療養について丁寧に説明を受けてもなかなか浸透しません。
ここにケアマネージャーが仲介に入り、適宜家族と連絡を取ることで進捗、在宅での療養生活にイメージがつき安心につなげることができました。
コミュニケーションをうまく取れないおばあちゃん👵も断片的ですが感想を短く話したりと、反応があり、それが嬉しい感想が多く満足していると捉えています♪
在宅療養、介護が始まる時にはさまざまな機関が関わることができ、いろいろな角度でサポートを受けることができます。
もし親が病院から退院するとき、家族介護が必要となった時には今回の事例ケースを参考にしてください♪
このブログについて🍀
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